私は時々こう思うことがあります。「うーん、今日も地域経済活性化に寄与しちゃったなあ!」。どういうことかというと、平たく言えば店に儲けさせた=自分が買いすぎた、あるいは損したときなどに使うのです。「こっちの店の方が安かった、損した!」と思うと腹が立ちますが、「お店はもうけたんだ。つまり、私は地域経済活性化に一役買ったんだ!わっはっは。」と思うと、少しは気も晴れます。何と言っても今の日本経済の停滞は、1400兆円もある預金が市場に出さえすればもっと活性化する、ということくらいは私だって知っているので。
これって、発想の転換ですよね。「ものはとりよう」ですが、こういう話を聴いたことがあります。靴のセールスマンAが、初めてアフリカに船に乗ってはるばる行ったときのこと。着いたとたん、彼は叫びました。「なんてこった!ここは靴を履く習慣がないのか。これじゃ、売れるわけがない…」ということで、すごすご帰った。
その後、別のセールスマンBがアフリカに行き、こう叫びました。「ここは宝の山だぞ!誰も靴を履いていない!」その後、アフリカがどうなったかを考えれば、後者が先を見通す目を持っていたことは明らかです。