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第311回●2008年11月2日(日)

 「大型スーパー激戦地 改装オ−プンに思う」

 昨日、高知市薊野のサニーマートあぞの店がリニューアルオ−プンしました。
このあたりは高知市で最もホットなスーパー激戦地です。 早速、行ってみて店員さんに少しお話を伺ってきました。

 ここは滞在型のスーパーをめざしているそうで、全体として通路がゆったりとした作りになっています。車いすやベビーカーにも使い勝手が良さそう。商品陳列棚には木材をたくさん使い、上からは「日配」「漬物」というように大きな旗が吊されていて、「和の雰囲気」を大切にしている感じでした。商品配置も変わったということで、入り口では地図(商品配置図)が配られているという気配りぶりです。
 しかし全体としては、あまり大きく変わったという感じは受けませんでした。

 そういえば鮮魚コーナーの生け簀や、以前は入り口にあったケーキショップがなくなっていました。今の厳しい時代、テナントショップも採算をとるのが大変なので、テナントに入ってくれるところがなくなったのかな?と感じました。

 入って右手奥に、子育て支援として「おもちゃ美術館」というスペースができていました。お子さんをゆったりと遊ばせるガラス張りのスペースを提供しています。おもちゃの販売コーナーと親子で遊べる施設があり、施設は会員制だとか。(15日までは無料のようです。)初日は子どもでごった返していましたが、2日目の今日は閑散としていました。会員数をキープするのは、ちょっと大変かも?

  でも、これも差別化を図る「高級路線のサニーマート」には、1つのチャレンジだと思います。
 

 また、以前からあったイートイン(中で食べられるコーナー)を充実させ、レストランとして広げ、前もきれいな芝生のオープンテラスにしていました。それは見た目もきれいなのですが、1つだけ、気になったことがありました。

 

 この芝生は、元は障害者用駐車スペースが3台分ほどあったはず。じゃあ、ここの代わりの障害者用駐車スペースは、どこ?

 それが、なかったのです…。サニーマートは障害者用だけでなく、高齢者にも使える駐車スペースになっていますから、わずか3台しかないのは困るのではないでしょうか、と申し上げました。「それは気がつきませんでした、早速検討してみます」とおっしゃってくださいました。よろしくお願いします。

 ここから北環状線沿いに1km西へ行くと、イオンとサンシャインベルティスが並んであります。ベルティスは、隣にできたイオンに負けた高知スーパーの跡地で奇跡の大逆転を果たし、全国的にも注目されている店舗。わずか1km圏内に3つの大型スーパーが競っているのです。
 まあ、こういう激戦地も今ではよくある話ですが。

 

 ベルティスは地産地消を前面に出し、新鮮で安いという戦略で現在、圧倒的勝利を収めています。
ベルティスに対抗できるようにとサニーマートは改装したのでしょうが、見た感じでは正直、ちょっとインパクトが弱いかなというのが感想です。

 しかし良い品、良い接客、適正価格など、スーパーの競争は私たち消費者にとっては歓迎すべきものです。
大いに頑張ってください。応援しています。

 
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