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第313回●2008年11月17日(月)

 「プラスのストローク」

 所属している日本交流分析協会の大会がこの週末松山で開かれ、参加してきました。隣県での開催ということで、私たち高知の会員も受付のお手伝いに参加いたしました。

 愛媛支部の皆さんは「ようおいでたなあ、もし」のおもてなしの心で、お渡しする資料と一緒に、愛媛みかんを準備して下さいました。受付で名前チェックをし、資料の上に名札とみかんを乗せてお渡しすると、みなさん思いがけないようで「おっ?」という表情で「ありがとう」とおっしゃってくださいました。

 この時 最初私は、「お荷物になりますが…」と渡していたのです。人に何かお渡しするときって、こういう謙遜表現をよくしますよね。でもそのうち、私の言う言葉がマイナスのストロークであることにハッと気がつきました。

 ストロークというのは、「その人の存在を認めること」「ふれあい」などと言います。例えば笑顔で「いらっしゃいませ」と言うのは相手を認めて快いストロークを送ることなので、プラスのストロークを送る、などと言うのです。交流分析では相手と自分を認め、お互いに心地よい関係作りをめざしているので、ネガティブ(否定的)な言葉を言うマイナスのストロークは一般的には望ましくないわけです。

 そこで、「いらっしゃいませ。愛媛の味をどうぞ♪」とか「愛媛の味をお楽しみ下さい」という言葉に代えました。せっかくの愛媛の方のご好意が、これなら気持ち良く伝わるかな、と思ったのです。するとある男性がニカッと笑って「おっ、こりゃおいしそうだ!ありがとう」と満面の笑顔で、プラスのストロークを下さいました。気持ちが通じ合ったようで、とっても嬉しかったです。

 
 大会は日曜日のお昼に終了したので、その後は 話しことば協会で知り合い、今では交流分析仲間でもある友人たちと一緒に過ごしました。
 この道後温泉本館は何回も訪れたことがありますが、いつも仕事で時間が無くて、温泉に入ったことは皆無です…。

 地元愛媛の、アイドルみたいに可愛いNさんのご案内で、美味しいものやきれいなものにたくさんふれ、束の間ですが道後を楽しむことができました。昨年の広島もそうでしたが、講師仲間は全国にいるので、誰かが地元を案内してくれ、ゆったりと楽しめます。
 もちろん楽しいおしゃべりに花が咲き、プラスのストロークをたっくさん浴びて、とっても元気になれました。気の合う友人との雑談というのも、心の健康のためには、とても大切ですね。
 そして忘れちゃいけない、家族へのストローク!(笑)おみやげを家族それぞれに買って、夜の高速バスで3時間。
 こういう大会でいつも再確認するのは、家族へのプラスのストロークを、どうしても手を抜いている現状です。「最近頑張っているのに、言葉にして認めていなかったなあ」とあれこれ思い出し、反省。帰ってから早速実行しました。
 
 交流分析はつくづく、日常に役立つ心理学です。

 
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