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第349回●2009年8月2日(日)

 「JR土讃線連続立体交差事業」が国土交通大臣賞に

 今年の全国街路事業コンクールで、高知県の「JR土讃線連続立体交差事業」が国土交通大臣賞を受賞しました。ここは 「高架橋景観検討委員会」が設置され、本格的な景観計画を実施した 全国でも数少ない鉄道高架橋なのだそうです。

 昨年まで高知市では、鉄道は高架化されていませんでした。しかし道路と鉄道を連続立体交差化することで11カ所の踏切を除去したのです。
 高知市中心部の南北交通は、東西に走る鉄道により私が小学生の頃から朝夕のラッシュがひどかったのですが、これにより慢性的な交通渋滞が解消されました。

 踏切事故の防止にもなり、交通の円滑化が都市機能の向上に多大な効果をもたらしたことが評価されての受賞になったそうです。

 高架橋の側道整備もほぼ終わり、これが完全にできると細いとは言え、東西をつなぐ貴重な道路ができてまた便利になることでしょう。

 


 高架橋の橋脚は、圧迫感がないように2本に分けたスレンダーな構造です。
高知の気候風土に合わせて、豪雨の時の雨水が桁ウラに回らないよう、また水切れが良いように、雨樋も埋め込み式になっているようです。


 しかもこの柱、下半分くらいは落書きや張り紙されてもすぐ落ちるように、鏡面仕上げになっています。色々と工夫されているんだなぁと感心しました。

 高架の上は、こんな感じです。左右の壁の色も自然の風景に溶け込む感じで、違和感がありません。
 高知駅は昨年高架化され、「くじらドーム」の愛称がある大屋根をはじめとした鉄道駅付近高架化事業について、第7回日本鉄道賞のランドマークデザイン賞も贈られています。 (ちょっと嬉しいような、誇らしいような・・・)
 北口からは直接、県内産杉材を貼った、ドームの内側が見えます。やさしいカーブは温かみがあり、「高知によくいらっしゃいました」と迎えてくれているようです。
 旧駅舎があった南口の整備も終わり、 すぐ横には来年の大河ドラマ「龍馬伝」のためのパビリオンが建設予定です。「龍馬伝」に向けて「祭りの準備は整った!」っていう感じでしょうか。

 たくさんのお客様がいらっしゃればいいですね!

 

 
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