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第352回●2009年8月23日(日)

 「ギネス認定記念:アンパンマンミュージアム」

(今回は中村覚が担当します。)

 「それいけ!アンパンマン」の作者で知られる、やなせたかしさん。やなせさんは1919年生まれの90歳で、自称「アラキュー」(アラウンド90)です。先月、「もっともキャラクターの多いアニメ」として、アンパンマンはギネス世界記録に認定されました!1988年の放送から今年の3月末までの登場キャラクター数は、なんと1768体!
 今週、8月28日にはなんと、放送1000回を迎える予定です。おめでとうございます。


 ということで、ご当地自慢、香美市にあるアンパンマンミュージアム(正式名称は「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」)に行って来ました。まだまだ夏休み、駐車場には大阪、島根、神戸など県外ナンバーの車もたくさんありました。

  ミュージアム入り口の左にある「ジャイアントだだんだん」という黒いロボットの高さはなんと7m!この脱力感のあるネーミングが好きです。「地団駄踏んだ」が名前の由来かなと勝手なこと考えてしまいましたが、後で調べたところ、このロボットが自然を踏みつぶして壊してしまう時の地響きの音から名前がついたそうです。ちなみにこの像は、やなせさんから香美市への寄贈だそうです。

(アンパンマンのキャラクター使用に関しては、日本テレビ音楽株式会社が著作権管理をしていることもあり、イラストはもちろん、館内は写真でのご紹介ができません。大変残念ですが、雰囲気をお楽しみいただければ幸いです。)

 一昨年、館内の改修工事をして、新たに2つの物が追加されました。入り口付近にあるアンパンマン誕生ストーリーのレリーフの柵と、入り口正面にある階段に描かれている「アンパンマンバルーン」です。階段全体をキャンパスと見立てて、赤く染まった大空をアンパンマンの気球が浮かんでいます。この絵のおかげで、階段で一休みしているお客さん達が自然と楽しげに見えます。

 4Fの「やなせたかしギャラリー」には大小さまざまなアンパンマンの絵画がたくさんあり、みなさん親子で楽しそうに写真撮影をしています。
 本来であれば、こういう場所での写真撮影、ビデオ撮影は禁止だと思うのですが、記念撮影などの個人の目的での撮影は、やなせさんの希望もあり、特別に許可されています。しかしながら(イラストや作品はもちろん)そういった個人的な写真でも、ブログなどインターネットでの使用は禁止になっています。でも好きに写真を撮らせてもらえるだけでも、嬉しいですよね。

 2Fには「ガラスの収蔵庫」というキャラクター商品の展示があります。服やカバンはもちろんのこと三輪車まであり、小さな子供の物は一通り収蔵されています。家にある物と同じものを探してみると楽しいですね。

 1Fでは、興味津々で床をのぞき込んでいる子供達がいます。「アンパンマンA to Z」という26個の展示が床に埋め込まれています。床の一部がくり抜かれ、ガラス張りになっていて、キャラクター紹介の一環として、床下に人形が展示されていたり、ビデオが流れていたりと、ここの空間は本当に子供を楽しませることに長けているなと思いました。

 地下1階は「アンパンマンワールド」です。ミニチュアのジャムおじさんのパン工場やアンパンマンたちが住む街を再現したジオラマが展開されており、立体物でアンパンマンの世界観を体現できます。

 一通り館内を見た後、1Fのミュージアムショップへ行きました。たくさんの商品の中で、「一番人気のある商品は?」とスタッフの方にお聞きすると、アンパンマン列車だということです。理由は列車に乗って(県外などから)来るお客さんに人気があるからだそうです。「旅行の思い出がそのまま商品に!」といった感じでしょうか。


 そして、このミュージアムショップのオリジナル商品である、アンパンマンサブレ。キャラクターの顔をかたどったサブレです。ところが商品の特製上、ひびや割れが入っていることもあるようで、「ひびや割れがいやな方はご購入をお控え下さい」と注意書きがありました。「せっかく買って帰ったのに開けてみると割れていた」というお客さんの声があるのかもしれませんね。でも私は、これはこれでいいんじゃないかなと思いました。

 アンパンマンストーリーの基本メッセージで「正義を行う時は、自分も傷つくことを覚悟しなければならない」というのがあります。アンパンマンは困っている人に対して自分の顔の一部を差し出して、「さぁ、僕の顔をあげる。食べてごらん。元気が出るよ」と言います。

 だから割れたサブレというのは、自分の顔の一部を差し出した時のアンパンマンに通じるような気がします。「割れているサブレは、アンパンマンの正義の印だよ!」というような絵カードでも入れておくのはどうでしょうか?私なら、ちょっと嬉しいかも。(笑)
(でも、今回購入したサブレは1枚も割れていませんでしたよ。)


 帰りに、受付のスタッフの方に今年のお盆の時期の盛況ぶりをうかがいました。
8月13日〜15日までの間、多い日にはなんと4000人近いお客さんが入館したそうです。その内3才未満の子供の入場数は全体の約30%にもなります。
 こういうたくさんの子供に夢を与えられる場所が身近にあることを嬉しく思いました。

「人を喜ばせること」が人生のモットーだという、やなせさん。
これからのご活躍も楽しみにさせていただきます。

香美市立やなせたかし記念館
〒781-4212 高知県香美市香北町美良布1224−2
TEL:0887−59−2300   FAX:0887−57−1410


 
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