ミュージアム入り口の左にある「ジャイアントだだんだん」という黒いロボットの高さはなんと7m!この脱力感のあるネーミングが好きです。「地団駄踏んだ」が名前の由来かなと勝手なこと考えてしまいましたが、後で調べたところ、このロボットが自然を踏みつぶして壊してしまう時の地響きの音から名前がついたそうです。ちなみにこの像は、やなせさんから香美市への寄贈だそうです。
(アンパンマンのキャラクター使用に関しては、日本テレビ音楽株式会社が著作権管理をしていることもあり、イラストはもちろん、館内は写真でのご紹介ができません。大変残念ですが、雰囲気をお楽しみいただければ幸いです。)
一昨年、館内の改修工事をして、新たに2つの物が追加されました。入り口付近にあるアンパンマン誕生ストーリーのレリーフの柵と、入り口正面にある階段に描かれている「アンパンマンバルーン」です。階段全体をキャンパスと見立てて、赤く染まった大空をアンパンマンの気球が浮かんでいます。この絵のおかげで、階段で一休みしているお客さん達が自然と楽しげに見えます。
4Fの「やなせたかしギャラリー」には大小さまざまなアンパンマンの絵画がたくさんあり、みなさん親子で楽しそうに写真撮影をしています。
本来であれば、こういう場所での写真撮影、ビデオ撮影は禁止だと思うのですが、記念撮影などの個人の目的での撮影は、やなせさんの希望もあり、特別に許可されています。しかしながら(イラストや作品はもちろん)そういった個人的な写真でも、ブログなどインターネットでの使用は禁止になっています。でも好きに写真を撮らせてもらえるだけでも、嬉しいですよね。
2Fには「ガラスの収蔵庫」というキャラクター商品の展示があります。服やカバンはもちろんのこと三輪車まであり、小さな子供の物は一通り収蔵されています。家にある物と同じものを探してみると楽しいですね。
1Fでは、興味津々で床をのぞき込んでいる子供達がいます。「アンパンマンA
to Z」という26個の展示が床に埋め込まれています。床の一部がくり抜かれ、ガラス張りになっていて、キャラクター紹介の一環として、床下に人形が展示されていたり、ビデオが流れていたりと、ここの空間は本当に子供を楽しませることに長けているなと思いました。
地下1階は「アンパンマンワールド」です。ミニチュアのジャムおじさんのパン工場やアンパンマンたちが住む街を再現したジオラマが展開されており、立体物でアンパンマンの世界観を体現できます。
一通り館内を見た後、1Fのミュージアムショップへ行きました。たくさんの商品の中で、「一番人気のある商品は?」とスタッフの方にお聞きすると、アンパンマン列車だということです。理由は列車に乗って(県外などから)来るお客さんに人気があるからだそうです。「旅行の思い出がそのまま商品に!」といった感じでしょうか。 |