HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
ウィークリーN
 

第357回●2009年9月27日(日)

 「移転した土佐リハに行って来ました」 

 遅くなりましたが・・・以前このコラムで取り上げた、高知駅のトイレットペーパー撤廃問題。その後をお伝えすると、JRはお客様からの厳しい非難を受け、あえなくトイレットペーパーを元通り設置し直すという結果になったと新聞で読みました。「良かった。」とは思うものの、年間で400万円あまりの経費削減になる予定だったとか。JR四国はそこまで困ってるんですね。県外からのお客様にはこれで大手を振ってご案内できると安心する反面、JRをより使って残さなければ、とも改めて思った事でした。


 さて、高知駅から東へ3kmほどの、大津にある元・土佐女子短大跡地に、土佐リハビリテーションカレッジが香我美町から引っ越してきました。この建物は1993年に高知市都市美デザイン賞を受賞しているので、もう16年は経過しているようですが、今でもちょっと見とれるほど美しいものです。

 昨日は、ここで初めて行われた4年生対象の「就職活動で勝つためのマナー」の講演に行ってきました。
 理学療法士・作業療法士の求人数は県内は元から少ないのですが、今は厳しい競争の時代です。こうした中での就職面接だからこそ、事前の対策や準備が非常に大切になるということで、今年初めて企画された講演です。

 昨年、「医療コミュニケーション」を受講してくれた理学療法学科の学生31名に、今回は作業療法学科30名を加えて61名の学生達と向かい合います。
 午後からは就職面接会があるとかで、全員がスーツ姿。印象がピシッとしていて、場の緊張感がいい感じでした。

 就職に必要なマナーを濃縮しているメニューなので、講演とは言っても座って聴けばいいものではなく、実際は研修です。私の研修ではつきものの、ジャンケンをしてロールプレイをしてもらうものもあり、学生は楽しそうに参加してくれていました。何事も、楽しみながら学ぶのが一番です。
 こういう場で、最後の「何か質問はありませんか?」という問いかけに手を挙げるのは勇気がいるものですが、2人も良い質問をしてくれ、その積極性を頼もしく感じました。
 学生の中にはすでに社会人の方や、お子さんがおいでる方もいらっしゃいますが、全体が一つになり、就職という目標に立ち向かっていくエネルギーを感じました。

 また土佐リハに来る度に感じるのが、先生方や職員さんの温かさです。今回の講演では担任の先生方など ホールに5〜6人いらっしゃったでしょうか、なんかちょっとした授業参観みたいで、こうして温かく見守ってくださることはありがたいことです。
 事務職員の方々も年に数回しか来ない私達をきちんと覚えていてくださり、「今年もお世話になります」とわざわざ部屋を出て、笑顔で温かな声かけをしてくださいます。また、ここでは玄関でスリッパに履き替えるのですが、今回 足の悪い中村のためにわざわざイスをサッと準備してくださるなど、「学校でここまでして頂けるなんて!」と感激したものでした。こうしたことが、また学生さんの姿勢にも反映されているのでしょうね。

 来月には、また3年生対象の講座が始まります。ここへまたお伺いするのが、楽しみです。

 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.