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ウィークリーN
 

第359回●2009年10月11日(日)

 「鯛の開きにチャレンジ。」 

 40年来の友人が、伊豆大島へ釣りに出かけ、魚をトロ箱に一杯送って来てくれました。「2日間で着く」ということだったのですが、3日間かかりました。でも伊豆大島の氷って質が良いらしく、3日たっていたのに一杯残っており、魚もシャキッとしていました。

 一番の大物は、3キロのカンパチ。ジャスト、まな板サイズ(60cm)でした。この大物は、お刺身と煮付けにしました。私は以前宿毛や大月町に住んでいたので、上手ではないですが、80cmサイズのブリも一応さばけます。
 でも25歳の頃、一番最初にカツオを丸ごと1本ポンともらったときには、解体するのに途方に暮れ、3時間(!)かかったものですが。(笑)

 

 鯛とイサギ。塩焼きにしようかと迷っていたのですが、突如「そうだ!開きにして、一日干しをしたらおいしいに違いない!」と思いつき、チャレンジしてみました。
開きにするのは、初めての体験です。わくわく。
 ウロコって、取る時に結構あちこちに飛び散ってこびりつき、後で大変なんですよね〜。
コツはこれ。ビニール袋に入れてウロコを取ると、あちこち散らばりません。特に鯛のウロコは固いので、念入りに取ります。下の腹ビレの部分も気をつけて。

 三枚におろします。この「三枚におろす」っていうのが、今の若い人たちにはよくわからないみたいですね。片身、中骨、片身で三枚。こうして切ってみるとよくわかるんですが、スーパーでは切り身だもんなあ。鯛は骨も硬いので、中骨を出刃包丁で切るのがちょっと大変。白い軟骨の部分を切るのが骨を切るコツです。

 不格好ですが、なんとか開きになりました。他にも下ごしらえがあったので、2枚で断念。鯛はお頭付きが縁起がいいかなと、頭はそのままです。黒潮町の天日塩をふり、「これは絶対おいしいぞ!」と確信。

(しかし、後で立て塩と言って、塩水に漬け込んだ方が良かったと知りました。失敗。)

 さて、干す段になってはたと困りました。このままでは、野良猫の格好の餌食になってしまいます。「お魚加えたどら猫、追っかけて〜♪」というサザエさんみたいにはなりたくないし。

 洗濯物干しを見て、これだ!とひらめきました。まさに天日干しです。(実際はこの上に、網をかけました。)昼前におろし、夕方まで干すと身が締まって、白い身がスーパーで見かける薄い飴色のような色合いに変わりました。
 自分で作ってみると、結構手間がかかるものですね。今は家庭でも、出刃包丁どころか、普通の包丁もない家もあるらしいですが…。でも手間がかかる分、後日おいしく頂けたのでした。 開きって、先人の知恵ですねえ。
 そして、魚の処理に欠かせない物と言えばこれ!生ゴミ処理機です。魚の内蔵などはすぐ傷むので、以前はゴミ出しの前に臭くなって大変でした。これは焼いて土状にしたものを肥料として庭に出せるので、本当に便利です。先人の知恵と現代の便利さ、「あ〜私って、なんて幸せなのかしら♪」と、秋の日に思うのでした。(笑)

 
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