HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 
ウィークリーN
第36回●2003年7月11日(金) 「ここが変だよ、JR!」

私の仕事の内の一つは、「いかに良い応対をするか」を教えることだ。そのため、日常出会う応対は、やはり仕事柄気になってしまう。
実は仕事でよくJRを使うが、たまに(年に一度ほど)もの凄く嫌な応対に出逢い、腹が立つときがある。それも、他の企業ではありえないほどの最悪の応対であることが多い。
ちなみに、私の出会った今までのJRの応対ワースト3は

B松山行きのJR高速バスの運転手が、運転中、携帯電話で長電話していた。
Aそれを高速バスの教官に告げたら、「その時に、本人に注意してください」と言われた
@ 特急列車の接続電車に乗って「この駅で特急は停まりますか?」と運転手に聞いたら「停まります」というので降りた駅を、特急列車は通過し、次まで頭痛がひどい中、1時間も待たされた。文句を言ったが、駅員の対応には誠意のかけらもなかった。
…など、枚挙にいとまがない。しかし、つい先週、また最悪な応対に出会ってしまった。

出張の前日、高松までの往復切符をJR高知駅で購入した。しかし調べてみるとJR高速バスの方が乗り換えの待ち時間がない分、早いと判明。高知駅に電話して払い戻しできますか、と聞くと「有効期間は4日間なので、4日間は大丈夫ですよ」との答え。翌日、払い戻しをしようとしたら、切符を家に忘れてきていた。しかし、「4日間は大丈夫」とのことだったので、バスの切符を買い、出張し、その翌日駅に払い戻しに行った。

ところが精算窓口の中年の女性は顔をしかめ、「これは払い戻しできません」と言う。
「えっ、なんでですか?電話ではできるって言われたんですが」
「もうこの列車は出ているでしょう、指定券だからこれは無効です。0円です」
「ええ!?だったらその旨、問い合わせの時に言うべきじゃないですか?」
「指定だって言いましたか?」
「言いません。だって、そんなこと聞かれなかったし」
「じゃあ、できませんねえ」
ガックリ来た。あきらめて帰ろうとすると隣にいた主人が、「それはおかしい」と言う。

「指定分はともかく、普通切符分はまだ有効期間だから、払い戻しできるはずですよ」
「これは特割だからできないんです」
「そしたらその旨、買うときに言うべきじゃないですか?切符にも書いとくとか」
「書いてありますよ」
と言うので見てみると、「帰りだけの払い戻しはできません」「使用後の払い戻しはできません」と書いてある。
「使用後、って、使用してないですよ」
「使用、というのは列車が出る、ということです」
「それはおかしいですよ、そちらの業界ではそうかもしれないけど、一般常識ではそれを使用とは言いません。使うのが使用でしょう」(それなら出発後、でしょう?)
すると彼女は隣の上司らしい男性に
「そぉんなことないわよォー、ねえぇ!?」と同意を求めたのである。
なんだそれは!?あんたは井戸端会議のおばさんか!?
客に対する態度か、それが!!と頭に来た。

結局、隣の男性社員がこちらの顔も見ず、「返してやったらえいわ」と言うので(これも接客業のコトバではない。)おばさんは手数料1700円を差し引いて、しぶしぶ返してくれたが、(当然、手数料のことも事前には何も聞いていない)もの凄く後味の悪い思いが残った。あのとき、抗議しなければお金は返してもらえなかったはずだ。こちらの言い分によって、払い戻しの規定が変わるのはおかしいんじゃない?なにより、料金を返してもらえない場合には、接客業である以上、お客様には納得頂ける説明が必要では?しかも、電話で問い合わせまでしていたのに、この始末。問い合わせの時こっちが言わなくても、プロのあちらが「指定ではありませんか?」と聞くべきでは?

こういう時の対応マニュアルはないのだろうか。本来、サービス業の基本は「お客様の立場に立つ」であるはずなのに。それともJRには、そういう精神はなくても良いのかしらん、と皮肉りたくなる。

声を大にして言いたい。こんなことじゃダメじゃないの?JR!!


 

 
 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
E-mail  info@h-mirai.com

Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.