しかし、カフェの味は今ひとつで、正直値段の割にはおいしくなかったです。服や景色を見るために行っていたようなものでした。衣料品はやはり利益率が高くても、在庫を抱えてしまうので大変なのでしょうね。破産が新聞に出る2日前にもサティの「いちとにぶんのいちプラス店」に行っていたのですが、可愛らしい店員さんがいて屈託なくおしゃべりしていたのが心に残っています。急に勤務先が破綻して、彼女はどうしているんでしょう…。
確かにここの顧客対応には、少し問題がありました。端的な事例は2年ほど前、母が本店でパンツを買い、丈直しをして自宅に発送してもらったのですが、はいて出かけると足がチクチクする。裏返してみるとなんとマチ針が刺さったまんまだったそうです。すぐに電話すると責任者の女性が出たそうですが、お詫びの一言もなかったとか。丈直しは下請けに出していて、それを請け負っていた女性がすぐにお詫びに来たそうですが、管理職として、お詫びも言わないというのは果たしてどうなのか?と疑問に思ったものでした。…でも、破産してしまったのは本当に残念です。
10月上旬には、もっと驚くことがありました。高知新聞に「ウトコディープシーテラピーセンター&ホテル」が11月から別の業者に運営を委託する、と出ていたのです。「ええー!あのウトコが!?」と大ショック。一度しか行っていませんが、(WEEKLY 第265〜268回)大好きなホテルなのです。
これまで約3万人が利用し、高知県東部の経済活性化に貢献しているものの、やはり経営は厳しい状況のようです。
そこで、全国でリゾート施設などを経営する長野県の星野リゾートグループに運営を委託するそうです。星野リゾートグループは主に経営が傾いた大型施設を引き受け、徹底したマーケティングと顧客満足向上などにより、リゾート再生を果たしています。星野社長は「エコリゾート経営のカリスマ」
とも言われ、自然との共生をテーマにニッチ戦略をとり、新しい形のリゾート経営を確立しています。
ひょっとすると、星野リゾートグループが引き継ぐことにより、ウトコも新しいステージにステップアップできるかもしれません。
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