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第39回●2003年8月2日(土) 「都市美審議会は体力勝負?」


やっと?暑い夏が来た、という感じがしますね!私にとってはここ数年、真夏といえば「高知市都市美デザイン賞の選考」というくらい、夏の定番になりつつあります。

10月4日は「都市景観の日」だそうで、それにちなんだ「高知市都市美デザイン賞」は、都市美の形成に寄与している建築物や街並み、都市美の形成の向上に貢献しているまちづくり活動を表彰しようというものです。

高知市がこの都市美デザイン賞の選考に関わるようになったのは一昨年のことで、その時から私も、この都市美審議会の委員の末席に加えて頂いております。(ちなみに昨年は、高知市文化プラザかるぽーとなどが受賞しました。)授賞式の10月4日から逆算していくと、どうしても選考時期はこの暑い盛りになるそうです。


一昨年のことは鮮烈に覚えているのですが、7月のやはり暑い日、朝9時から何と夕方6時半まで、45カ所ほどを回って調査しました。バスで回っているので、バスの乗り降りだけでも90回!もちろん、それプラス調査です。外観だけで内部は見ませんが、さすがに腰も足も痛くなり、「こりゃ、体力勝負だ…」、いかに普段運動不足かを痛感した次第でした。


今年も、朝8時半市役所前に集合し、出発しました。
都市美デザイン賞は、一般建築部門、住宅建築部門、テーマ部門と3つに別れていますが、部門は関係なく、能率の良いコースでたどっていきます。私は建物を見るのが好きなので、専門家の方の解説を伺ったりして結構楽しんでいます。

高知の建物の重大なテーマとしては、高知の風土に合っているか、というものがあります。
大雨、湿気、台風、浸水…、それらをすべてクリアしなくちゃいけない。かなりハードな条件ですよね。住宅建築部門なら、木をふんだんに使った建物はやはり人に優しくていいなあと思いますし、一般建築部門はガラス張りや鋼板を使った現代的な建物が多くあります。それぞれの地域で、「人に優しい」「地域コミュニティーに配慮した」建物が多くなってきているなあと感じます。地域のランドマークとなるものも多くなりました。
(ランドマークというのは「その土地の象徴となるような建物や記念碑」のことです。)

町を歩いていて楽しくなったり、郷愁や愛おしさを感じられることが、まちづくりへの第1歩ですよね。そうしたことで まちづくりに対する意識を高めるとともに、高知らしい心安らぐ素敵なまちづくりを進めていけたらなあと、改めて思いました。

 

 
 
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