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第391回●2010年6月6日(日)

 「うちの寝たきり金魚、17歳。

 いえ別に、猫のことを書いた中村に対抗するわけではないのですが…。(笑)
我が家は長女が喘息なので、飼っているペットと言えば喘息を起こさないよう毛のない金魚くらいです。長女が7歳の時、お祭りの金魚すくいで23匹取ってきたものですが、わりとみんな長生きで10年以上生きた金魚も7〜8匹いたでしょうか。そして17年になろうとする今、とうとう最後の1匹になりました。

 この最後の金魚、大きさは15cmくらいで白内障になり、もう目も見えないのですが、去年の6月頃にはとうとう水槽の底に横たわる状態になってしまいました。いわゆる寝たきりです。三半規管もおかしくなっているようで、まっすぐ泳げず、くるくる回ったりして
「かわいそうだけど、もう長くないだろうな…」と思っていました。


 ところがどっこい。いつも寝ていて、時々動くような状態ですが、もう1年になります。 おかげでうちにいらっしゃったお客様は皆さんギョッとして、「これ、死んでるんじゃないですか?」と驚く羽目に陥りました。 でも、よく見てみるとゆっくりと息はしているのです。魚が寝たきりで1年も保つなんて、本当に驚きです。うちの長女も寝たきりですが、金魚までそうならなくてもよかろう、と思うんですがねぇ。(笑)

 でも、犬や猫でもないのに17年近くも生きていることが驚きです。


 一体、金魚の長寿記録ってどのくらいなのか?と思って調べてみると、ギネス記録はなんと43歳!ええぇ〜っ!?そんなに生きるの??イギリスのノースヨークシャーで1956年に買われた金魚で名前は「ティッシュ」と名付けられ、それから1999年に死ぬまでの43年間も長生きしたそうです。晩年は赤銅色が薄れ、銀色になっていたとか。へえー。そういえばうちの金魚も、元は赤かったのですが、段々白っぽくなってきました。ちなみにうちのは、名前もありません。

 日本の長生きの最高記録は、「和金」の25歳だそうです。金魚の主要産地・奈良県大和郡山市にある「郡山金魚資料館」の話によると、「金魚すくい」でおなじみの赤い金魚、和金の寿命は「7〜8年」で、うまく飼えば「10年〜15年」の長生きも珍しくはないそうです。

 2年で成魚=人間でいえば大人になり、14〜15歳を過ぎるとかなり弱ってきます。そういえばうちの金魚も14歳過ぎると残った3匹くらいがガンになったり白内障になったりしてたなあ。でも言わば、長生き病とも言えるかもしれません。金魚すくいで取ってきた金魚は短命のように思いますが、実はそんなに簡単に死ぬ魚ではないのですね。

 ちなみに思いついて「寝たきり金魚」で検索してみると、あるわあるわ!249件もヒットしたのには驚きました。想像していたよりも寝たきりになる金魚って多いんですね。長いものは6年も寝たきりだったとか。病気でそうなることもあるようですが、うちの場合は老衰なので、もう治らないでしょう。 

 少しでもえさが食べやすいように、えさは浮上タイプではなく、沈殿タイプを探して買っています。えさを入れると元気に横泳ぎして、砂利を突っついて食べています。人間も高齢になると小食の方がいいようですが、この金魚も高齢になってからは1日1食にしています。それが良かったのかもしれません。

 そうそう、金魚って、なつくんですよね。寝たきりになっても、水槽の近くへ行くと「よっこらしょ」と起き上がって、ヒラヒラ横泳ぎしてきたりするのが可愛いのですが、「無理しなくていいよー」と声かけをします。

 ちなみに、金魚すくい用として出荷される和金は生後4か月程度だそうです。うちの金魚は、堂々の17歳。
今日も横になったまま、それでも元気に生きています。


 (その後、この金魚は8月、静かに天に召されました・・・。)

 

 
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