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ウィークリーN
第41回●2003年8月15日(金) 「よさこい=Freeじゃきに!」
第50回記念のよさこい祭りが終わりました。高知では、これが終わると、夏もそろそろ終盤といった感があります。最近、北海道の「YOSAKOIソーラン」が有名になってしまいましたが、あくまでも本家・発祥の地は高知ですのでお間違いなく。北海道は、高知のよさこいを見て感動した大学生が始めたお祭りなのです。 きれいですねえ
よさこい美人!

高知のよさこいの特徴は、何と言ってもFree!じゃきに(Freeだから。)自由な祭り、です。高知ではよさこいはイベントではなく、あくまでも祭りなのです。だから踊るのも、ストリートが中心。場所は商店街などが多いので、観客と踊り子が近い。踊っている人にうちわでパタパタ扇いであげる、なんていうのもよく見る光景ですが、これに県外からの踊り子は感激するようです。中には高知でよさこいが踊りたくて、北海道から来て住みついちゃった、という方もいらっしゃるくらい。

よ〜いドン!
すぐそばでの声援。
よさこいというと激しい踊り。でも、元々正調は日本舞踊を基本としたゆっくりしたものでした。シニアチームといって、60歳以上でないと入れないチームはこの正調踊りです。98人が踊るのですが、意外にもここに入ってから踊り始めたという方が多いのだとか。
ちなみに、最高齢は95歳のおばあちゃん!す、すごい!!ここまで極められたらもう達人ですね。
大正の乙女たち
まだ若い者にゃー負けん

また、最近多くなったのがバリアフリーのよさこいです。「てんてこ舞い」という健常者が障害者をサポートして踊るチームが5年前に結成され、「私たちも踊りたかった!」という障害者の方達が、それは素敵な笑顔で参加していました。今年はそれに「(養護学校)合同チーム き・ら・り」と、「日高養護学校にこにこ隊」が初出場で加わりました。

最終日の全国大会では、日本全国から「聖地・高知で踊りたい」と集まったチームの中から、以下のチームが受賞しました。

き・ら・りと光る

武政英策賞 京町・新京橋“ゑびすしばてん連” (高知)
ペギー葉山賞 高知市役所踊り子隊
優秀賞「夢」 よさこい欅会(山形県)
「粋」 六陸〜RIKU〜(宮城県)
「睦」 薄荷童子(北海道)
「艶」 武州よさこい上總組(埼玉県)
「豪」 KAKOGAWA踊っ子まつり“加古乃花舞”(兵庫県)
「氣」 夢遊人(石川県)
「匠」 伊予からの風 純信連(愛媛県)
「雅」 Anjo“北斗”(愛知県)

天を仰ぐ
天を仰ぐ


そうして、たくさんの素敵な笑顔を残して、50回目のよさこいは幕を閉じました。
しかし9月7日(日)に、高知を会 場とした全国の中学生・高校生と高知の学生との競演『プレ・よさこい甲子園』を開催するそうです!
 今年は『プレ開催』として実施しますが、来年からは本格的な『全国の学生の祭典・ よさこい甲子園』として、全国の学生たちの競演(狂演)の場になっていくことでしょう。
とても 楽しみです。

 

 
 
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