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竹?それとも、キノコ?と迷うようなネーミングの「まこもだけ」をたくさん頂きました。実は竹でもキノコでもなく、水辺に群生する2メートル近くにもなるイネ科の多年草「真菰」(まこも)だそうです。
初めて見ましたしたが、女性には嬉しい低カロリーで、ミネラルや食物繊維がたくさんのヘルシー野菜。その上、便秘・糖尿・高血圧・貧血・アトピーなど、様々な症状に効くと人気のようで、全国あちこちの休耕田などで育てられているようです。
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ご覧のように結構大きくて、30cmくらいあったかな。緑色の皮は、トウモロコシやサトウキビを思わせる繊維質です。 皮をはぐと、中から白っぽく柔らかい茎が出てきます。黒穂菌(くろぼきん)に寄生されて肥大した新芽が、まこもだけとして食用となるのだとか。 |
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茎の中に、黒い点が見えるでしょう?これが黒穂菌です。ビジュアル的には「これ、大丈夫なの?」と心配になりそうですが、これがまこもだけの特徴とも言えますのでご心配なく。
日本では黒穂菌の胞子をマコモズミと呼び、お歯黒や眉墨や漆器の顔料として 使ってきたそうですが、もっと古くは「万葉集」や「古事記」にも登場するほど、由緒正しい日本古来の植物だそうです。 |
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縦に切るとこんな感じです。この黒い筋がない真っ白なものもあります。
まこもだけは中国・台湾・ベトナムなどでも食用や薬用とされ、中華料理では高級食材としても使われているとか。そういえばグリーンカレーにも使えそう。
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一番簡単なのはこうして生でサラダにすること。味はくせが無く淡泊で、生だと「ホワイトアスパラ?」、ゆでると「タケノコ?」って感じです。(ちなみに、 ゆでてもあまりかさは減りません。)
大好きなパパイヤのドレッシングをかけるとおいしくて、いくらでも食べられそう〜。 |
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生をさいの目に切って、なめたけとキュウリであえてみました。あっさりとしているので、するっと
のどを通る感じです。しかも低カロリー♪ |
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見たこともない野菜でも、良い時代ですねぇ。ネットで調べたらいくらでも料理法が見つかりました。
炒め物にすると、歯ごたえ・味共に、タケノコを入れた感じです。冷凍にしたら長持ちするということで、たくさん切って冷凍庫にストックしました。
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てんぷらもおいしいということで、ザックリと斜め切りして揚げ油へ。(下半分です)
生でも食べられるものですから、サッと軽く揚げました。味はタケノコの天ぷら、という感じです。
まこもだけは9月から11月頃が旬だとか。100グラムで21キロカロリーだそうですから、そりゃぁダイエット食としても大注目ですよねえ。中山間地の棚田の活用としても、うまい方法だと思います。 |
・・・秋はおいしいものがたくさんで、本当に困って(太って)しまうのでした。(笑) |
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