ところが、いざ、食べる段になって
「ちょっと待って、このタマゴ、賞味期限がもう古い!」と次女が気づいた。
「えーっ、ちょっとくらい大丈夫よ」いい加減な私。
「でも、ちょっとじゃないよ」と差し出した紙には、「7月○日」の文字が。
「げっ、そんなに古かった?これ、前のタマゴの紙じゃないの?」
二人で調べるが、よくわからない。
「…やめとこうか?」
ちらっと頭をよぎったのは、明日から大阪だしなあ、という自分のスケジュール。
(なんて奴だ!)
「やめとこう。…」
しかし、なんておいしそうなのだろう!食べられないとなると、よけい悔しい。
そうだ、これをコラムに使おう。写真も撮ろう。
「コラムに載せていい?」と聞いたら、「いいけど、製法はダメ」とのこと。
…というわけで、悲しきおにぎりは別の形で役に立ったのでした。
以前、食べ物がないモンゴルのストリートチルドレンの番組を見て以来、
食べ物は粗末にしちゃいけないねえ、と話していたにもかかわらず、この始末。
「反省した!?お母さん」
「ごめんなさい、これからは気をつけます。」
トホホな母でした…。
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