ところで、2月3日放送のNHK「クローズアップ現代」は、気になる内容でした。「ひきこもり」の長期化・高年齢化は止まらず、今や全国に70万人いると言われているそうですが、その過半数は30代で、しかも就労経験や就職試験をきっかけにひきこもった人たちだというのです。
不登校がきっかけでひきこもりになる、というのが世間一般の認識だと思います。だから、私もこれには驚きました。就職試験に合格できずに挫折したり、早期離職後に再就職できなかったりといったことをきっかけにひきこもり、社会に復帰できないというのです。就職氷河期だと、こういう若者はますます増えるのではないでしょうか。
近年、親の年金をあてにして暮らしている人も少なくないようです。親が入院し、熱心に病院に通ってくる息子に、最初は「親孝行で、感心な息子さんだな」と思っていたら実はそうではなく、息子は働かずに親の年金をあてにしているので親に死なれたら困る、というケースが珍しくないそうです。
なんだか暗い話ばかりですが…、気を取り直して最後に「古本売ってタイガー運動」という今朝の朝日新聞の記事について。自宅や職場に眠る本が寄付金になる新しい仕組みが広がっているそうです。
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