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ウィークリーN
 

第484回●2012年3月31日(土)

 「身内は無理解?」 

 

(中村 覚)
 今回のコラムは私ごとの極みです。
なぜかと言うと、趣味で描いている絵について書かせてもらうからです。

 実は、以前のコラムでも絵を取り上げてもらったことがあります。(第200回201回228回)しかしこの時はまだ自分でコラムを書いていたわけではないので、紹介してもらったという形でした。ところが今回は自分で自分の絵を紹介するという、なんともおめでたい運びとなりました。(笑)

 それもこれも今週、書くネタが見つからなかったためです。月一度、このコラムを担当させてもらう度に、題材にいつも悩みます。 本来、コラムというのは、「なにか情報を発信して皆さんとそれを共有できれば〜」というスタンスが含まれると思います。でも今回はちょっと違います。

 実は絵は二十歳ぐらいからちょこちょこ描いているのですが、ここ数年、描いていてもあんまり楽しくないなと思う事が多くなっていました。
 そこで「小学校の頃、落書き帳に楽しく何でも描いていたあの頃の気持ちをもう一回体感できれば、また楽しみながら描けるんじゃないか」と考えました。あまり時間をかけず、塗り込まず、もうちょっと手を加えることもできるけれど、
「はいっ もう終わり、できました!」こういう感じでやってみようと。

 今回はそういった気持ちで描いた絵を紹介させてもらいます。(絵をクリックすると大きくなります)

 

「ピエロット」 
ピエロです。「そう言えば、去年、サーカスが来ていたなあ〜」と思ったのがきっかけで描いてみました。

 

「願いましては〜」
招き猫です。小判ではなく、そろばんを持たせてみました。ちょっと縁起の良さそうな題が気に入っています。

 

「Hey You!」
季節外れですが、サンタです。「そこの君、プレゼント、あげるよ!」
初めて英語の題をつけました。

 

「さみしぼっち」 
天使です。嫌われ者の天使は夜、一人、寂しく空を飛んでいます。

 

「満顔笑みちゃん」 
猫です。とても勢い良く描いた記憶があります。赤のアクリル絵の具が少しだけ残っていたことが背景の理由です。

 
 ところで、見た物を写実的に描くというのは、なかなか難しいです。でも「それができることが絵の上手さの基準」、
こういった価値観は特に子供には根強いのではないかと思います。

 先日、中学3年生の甥が、私の絵を見て「学生の時に、美術の先生から何か言われていたのか?(評価されていたのか?)」と聞いてきました。

 もう20年も前の話になりますが、中学の美術の時間、クラスのみんなで何か描いている時に、何度かは先生が私の絵をみんなの前で、「こんなに描いている人もいますよぉ〜」的な感じで取り上げてくれたことがありました。
 気張るつもりもなかったですが、この話をしてみると 甥は半笑い、全く信用していません。そもそも以前から「叔父さんの絵は(子供が描くような絵だから)こども県展に出したらいいのに」と親切に何度も勧めてくれる感性の持ち主です。(笑)

 身内なんてこんなものです。父は私の絵に興味がゼロで、いやマイナスで、最近、父から言われたのが「気持ち悪いから(絵を)見せるな」と。あんまりことだと思います。

 母は母で私の絵は「わかりにくい」と言います。どこがわかりにくいのかと思ったら、上下逆さまで見ていました。
そりゃ、私でもわかりません。どうも身内には私の絵の理解者はいないようです。

 今回のコラムを書くにあたり、最初はとにかく恥ずかしい気持ちが先走っていたのですが、絵を選び、文章を書き終えてみると、全く違う気分です。こういった場をお借りして、不特定多数の方に見ていただけることはありがたいです。この変わり様、けしからんと自分でも思いますけど。(笑)

   

 
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