HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
ウィークリーN
 

第503回●2012年8月11日(土)

よさこい初出場 頑張れ!福島・Wonderなみえ」 

 今年も高知市の夏の風物詩、よさこい祭りが行われ、町は賑やかです。

 昨夜の第1日目は、夜、激しい雷雨のために中止になって残念でした。こんなことは記憶にありません。しかし、第2日目の今日は雨の天気予報も何のその、よさこいの熱気が朝の雨を吹き飛ばし、お天気も保ってくれました。

 高知駅前演舞場に、「Wonderなみえ」チームを応援に行きました。このチームは福島県浪江町のよさこいチームで、2001年に結成され、高知のよさこいは初出場です。

 昨年の福島原発事故以降、浪江町は警戒区域に指定され、60人のメンバーもほとんどが福島県外に避難し、それぞれに生活しています。チームも存続の危機を迎えたそうです。

 そんな昨年の夏、チームの15人の子どもたちが高知のよさこい祭りに招かれ、市役所チームで出場しました。チームの代表は「高知のよさこいは観客が近く、元気がもらえる」と感じ、今回の初参加につながったそうです。高知のよさこいに参加することで、メンバーも久しぶりに顔を合わせることができたのです。

高知新聞でこれらのことを知り、ぜひ応援したいと、演舞場に駆けつけました。
大きな「Wonder なみえ」の旗が揺れていました。


 代表の方でしょうか、地方車の上から、浪江町にはまだ戻れない現状を訴え、非常に心を打たれました。観客はみんな、「Wonderなみえ」チームの踊りに、惜しみない拍手を送っていました。
 チームの人数は50人ほどで決して大集団はありませんが、子供や学生が多くさわやかな感じでした。行列の先頭の3人の女の子は、大きなひしゃくのような物を持っていましたが、地元の踊りなのでしょうか。衣装が清潔感があり、印象的でした。
鳴子を元気に打ち鳴らし、笑顔で踊る子どもたち。
手が痛くなるほど、拍手をしました。

赤い上着を脱ぐと、下には鮮やかな黄色のTシャツ。背中には
「今、僕らは生きているか?
明日も 生きていたいか?」 とあります。

なんだか、グッと来ました。
浪江町のことは、これからも長く応援しなければいけないと改めて思いました。


 高知駅前には、坂本龍馬・中岡慎太郎・武市半平太の3志士像があります。
踊り終わって、ホッとした様子の踊り子のみなさん。微笑ましいショットでした。

 

「支援に感謝」「負げねって!浪江町 元気前進!!」
地方車に書かれた文字は 踊っているようでした。

今年は参加チームが198と多く、初出場の「Wonderなみえ」チームは追手筋競演場で踊れなかったのが残念でした。でも、チームの皆さんの笑顔は輝いていましたよ!
ぜひまた、高知においでくださいね
。ありがとうございました。


 この他、東北の常連チーム「六陸〜RIKU〜」が、昨年の震災での不参加から復活したのも嬉しいニュースでした。こちらは菜園場競演場です。商店街の両側には、お客さんがびっしり。
ねぶた祭のかけ声「らっせ〜ら!」と、「よさこい!」
元気に声を合わせていました。

 最後に、あるチームの地方車の後ろに書いてあった言葉を…。

「苦しいことは半分に
楽しいことは100倍に」。

そう。よさこいって、そういう場所なんです。(笑)

     

 

 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.