すると5分ほどでその職員さんからお電話があり、
「申し訳ございません。確認しましたところ、 予定が変わり◯◯は4時には戻れないということでした。」
とおっしゃったのです。 私はその日、夕方から研修がありましたのでご連絡頂いて助かりました。
「では〜と〜をお伝えください。それから…」と少しややこしい話をすると、
「では、確認させて頂きます。」とポイントをテキパキと復唱してくださるのです。感心しました。
一般企業とは異なる福祉関係の事業所で、ここまで丁寧にしっかりした対応をして頂けたことに驚きました。まだ若い職員さんのようでしたが、思わず「どんな職員さんなのか、お目にかかってみたい!」と思わずにはいられませんでした。同時に、責任者の方のきちんとした教育ぶりが伺え、その事業所に対して信頼感を持ちました。
こういうことが、組織の運営の質を知る手がかりになることを
改めて感じました。単なる言葉だけの問題ではありません。相手の都合を考え、思いやり、丁寧に応対する。予想外の事態には機敏に対応する。抜かりがないように、気をつける。そうした現場での生の対応が、百の経営理念よりも具体的な誠意として伝わったのでした。
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