「いごっそ」「いごっそう」は言わずと知れた土佐の「頑固で気骨のある男性」のこと。一度言い出したら損得は関係なく、後に引かない反骨精神があり、ちょっと一目置かれる存在でもあります。
高知では、これを店名にしているお店があります。今回は高知県の東西2つの「いごっそ」のお店を紹介しましょう。
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こちらは宿毛市にある、居酒屋「いごっそ」。高知市からは車で3時間くらいでしょうか。
大将は沖の島のご出身で、まぐろ船に28年間乗っていらしたとか。
独自のルートで新鮮なマグロの素材を活かした美味しい料理を提供しています。 |
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私は宿毛へ行くと、よくここに足を運びます。
午後5時が開店なので、開店後すぐに足を運ぶと、夕食を堪能しても夜のうちに高知市に帰れることがわかり、最近はそうすることも…。(笑) |
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ご覧ください、この美しさ!赤身と中トロと大トロのにぎりです。
ここに来たら、これを頂かなくては〜!
1人前が3貫で、1貫の値段は
赤身200円、中トロ400円、大トロ500円。
お寿司屋さんのマグロよりぶ厚くて、しっとりしてる感じ。口の中でトロけます。
やはり上物です。 |
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もう一つ、ここで忘れちゃいけない名物がこの「お好み焼き」(600円)。
ふわっふわで とにかく美味しい!忘れられない味です。
色々食べても、これは別腹って感じで、1人1個食べてしまいます。 |
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お客さまも多いらしく、増築されて個室もあり、落ちついて美食を楽しめます。
宿毛市の中心街からも少し遠いですが、わざわざ行くだけの価値はある名店です。
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さてもう一方の「いごっそ」は、北川村のラーメン屋です。
北川村は室戸市と安芸市の中間辺りで、ゆずが名産の小さな村です。
高知市から車で1時間半ほど。
国道から狭い道を5分ほど走ると、静かな場所に人だかりが…。 |
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開店は11時半なのですが、11:15にすでにこの行列!ビックリしました。
高知ではこんな光景は滅多に見られないです。「いられ」(せっかち)な県民性なので…。
ガードマンさんに伺うと「今はだいぶマシになった。去年の夏は2時間待ちだった」とのこと。ひょえ〜!でも、「並んでまで食べたい」ラーメンに期待が高まります。 |
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開店は5分ほど早くしてくれました。お客さまが次々に店に入ります。
なんでも奈良で有名なラーメン店だったのをたたみ、大将が故郷の北川村に帰られて出店なさったのだとか。
店内はカウンター席10席と、4席のテーブル席が3つで定員22名です。
オープン時は相席で、22名がフル着席しました。 |
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おっとビックリ、食券です!まあ確かにラーメンを作るにも、これなら手を取られませんからね。価格は、
塩ラーメン、しょうゆラーメン=700円 塩バターラーメン、みそラーメン=750円
大盛りはプラス150円。ギョーザは販売中止になっていました。
きっとラーメンに注力するためでしょう。 |
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来ました!私は醤油、中村は塩ラーメンの大盛りです。
ご覧のように、一面もやしとネギの小山状態で、 麺もチャーシューも見えません。
でももやしとネギ大好きなので、張り切って「いただきま〜す!」。
うーん、おいしい!スープの味が絶妙です。
ネギともやしのシャッキリ感が、ラーメンの味を引き立てます。 |
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下に隠れているチャーシューを発掘(?)してみました。
大きなチャーシューが4枚も!これはウレシイ♪
大盛りの場合は、これが6〜7枚入っています。
「枚数は違っても、重さは同じです」とのことでした。 |
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ゆずが名産の北川村らしい調味料、「ゆずこしょう」。自家製のようで、冷蔵庫にはこれが山積みでした。ラーメンに入れてみると、ゆずの香りがふわ〜っと立ち、後から辛みがピリッときます。これは絶妙ー!
でも、これにはしょうゆよりもあっさりの塩ラーメンの方が合う感じ。
次回は必ず塩にしよう!!と誓ったのでした。 |
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東西2つの「いごっそ」とも、大将が味や素材にこだわりを持ち、
お客さまに素晴らしい満足を提供している素敵なお店でした。
みなさまも美食の秋を堪能なさってくださいませ♪ |
居酒屋「いごっそ」
TEL: (0880)65-5500
住所: 高知県宿毛市港南台 2-1-4
営業時間:17:00 〜 23:00
定休日:月曜日
「いごっそラーメン 店長」
TEL: 090-9094-8057
住所: 高知県安芸郡北川村野友乙
営業時間: 11:30〜14:30、17:00〜20:00 ランチ営業、日曜営業
定休日: 月曜日・金曜日 ※祝日の場合は翌日
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