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第521回●2012年12月16日(日)

 「四万十町へ、高知自動車道延伸」


 高知自動車道が12月9日に四万十町まで延伸し、国道56号線で最大の難所だった久礼坂を新しく貫きました。これで高知市と四万十町は1時間圏内になりました。

 先週早速、四万十町まで高速道を走ってきました。


 高岡郡中土佐町久礼の高知自動車道の大坂谷橋の橋脚は高さが70m強で、四国一だそうです。自動車道自体からはわかりませんが、国道56号線の七子峠からは、そびえ立つ橋脚がクッキリと見えます。

 これに象徴されるように、久礼坂は急カーブが多く、ドライバー泣かせの坂でした。

 

 中土佐町インターから、川崎トンネル(545m)、久礼坂トンネル(927m)、大坂谷トンネル(955m)、影野トンネル(2393m)と4つのトンネルをくぐると、四万十町東インターです。中土佐町インターから四万十町東インターまでが8.5km、そこから四万十町中央インターまでが6.3km。あまり距離は長くありませんが、走りやすい高速道路は長いこと待ち望まれていました。

 新しい 終点、四万十町中央インターです。ここを左折すると四万十市方面、右折すると高知方面です。左折するとすぐに、豚まんで有名な道の駅「あぐり窪川」があります。
  あぐり窪川は出張の時などによく来るのですが、平日の朝10時なのに駐車場が一杯なのは初めてでした。びっくり。

 「祝 四国横断自動車道 四万十町へ開通!」お祝いの横断幕が鮮やかです。
四万十町への経済効果は、かなり期待されているようです。

 あぐり窪川から200m西に、観光物産センター「ゆういんぐ四万十」が引っ越してきました。車なら、すぐ隣という感じです。

 しかしここ、左カーブの右側にあるので、出入りには神経を使います。しかも道路から建物が見えにくくすぐ通り過ぎてしまいやすいので、注意が必要です。

 観光バスの駐車場も4台分あり、お客さまでにぎわっていました。インターチェンジ近くへの引っ越しはうまくいったようです。
  ゆういんぐ四万十と言えば、きれいなトイレが有名でした。
新しいトイレも以前のように天窓と青空の壁紙が明るい感じです。トイレは10くらいありますが、すべて洋式トイレでウォシュレット付きです。

 以前に比べると省スペースにはなっていますが、くつろげる きれいなトイレなのは同じで、ドライブの休憩所としては最適です。
 高速道から、四万十町中央インターを右折して200mほどの左側に、キッチンヤノというレストランがあります。ここで「四万十ポークどんぶり街道」なる面白い催しを知りました。
 町内の11店舗が、四万十町産の豚肉を使った創作丼を提供するというものです。四万十町の豚肉は良質なことで有名ですからね♪

 四万十ポーク丼3カ条
1.四万十産の豚を使用した丼である。
2.四万十町産の米(仁井田米)を使った丼である。
3.各店が創意工夫した丼である。

 で、ここキッチンヤノの創作丼はこれ!

 「窪川米豚スモークカツ丼(大根おろし醤油)」800円。
豚をスモークしてカツ丼にするという驚きのメニュー。野菜と大根おろしで、驚くほどサッパリとした美味しさ!ご飯の上の椎茸とショウガの佃煮は、ショウガの風味がふわーっと立ち上り、カツは揚げてあるというより焼いた感じでヘルシーっぽい。
とってもおいしくて、「また食べに来たい!」と思いました。

 この他にもあぐり窪川から500mほど西に、「こっこらんど」という養鶏場直売の卵とスイーツのお店などもありますし、芋けんぴで有名な水車亭(みずぐるまや)もあります。

 これから四万十町ブームが起きそうな気配です。

 コラム第466回「秋の四万十町を満喫♪」にも、四万十町内の素敵な場所を紹介していますので、よろしければご覧くださいね。

 

 

 
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