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第537回●2013年4月7日(日)

チーム医療につながる同期の絆」 

 春。
新入社員のみなさんが胸を膨らませ、ちょっぴり緊張して企業の門をくぐる時期です。
私たちも新入社員研修で多忙な時を過ごします。

このところは、病院での新人研修が続いています。

 中村も、「患者サイドの目線」というテーマで、お話しさせて頂きました。
彼自身の病院での体験を元にしているのですが、研修医の受講生が後で
わざわざお礼を言いに来てくれました。

「医療者側からすると当然のことが、患者側からすると当然ではなくて、
ひと言声をかけてあげられることで患者さまは安心するのだとわかりました。」
嬉しい気づきです。


 研修は異業種混成のチームで行うのですが、二日間の研修を終えると、チームでの交流はもちろん、同期の絆が強くなるのを感じます。チーム医療を行っていく上で他職種の方々とのつながりは不可欠ですが、他部署の上位者にはなかなか相談し辛いところがありますよね。

「けれど同期のメンバーなら、その壁をあまり感じることなく相談できると思うので、
このつながりを大切にしたいと感じました。」
こう書いてくれる受講生が多数。
そう、他職種で話せる環境作りが大事なんですよね。

 「みんなと様々な話が出来たことで、今までどういった人たちに囲まれて生活をしてきたのか、そこからどういう考えを持つようになったのかなどを知ることができた。そこからより良い環境を作るのにはどうしたらいいのかなどを見出せて良かった。」

 確かに職種で先入観を持つことはありますが、それを超えて「その人」が見えてくるということは、患者さまの疾病ではなく「その人」を診る、ということにもつながるのではないかと思います。


 研修の最後に一人一人の受講者のみなさんと言葉を交わすのは、私にとっても貴重な時間です。中にはコンプレックスが薄れたことを涙ぐんでお話し下さる方もいたりして、私も胸に迫るものがありしました。

 

  研修を終えると、チームごとにまとめた模造紙の前で記念撮影をしていました。
輝く笑顔と、「協働」と書かれた言葉が印象的でした。

この後、きっと素晴らしいチーム作りに貢献してくれることでしょう。

 この後、実務研修をなさった院内講師の方々から、新入職員のきちんとしたあいさつや受講態度に
「改めて基本の大切さやあいさつの重要性を実感した。
新人の頃の気持ちに戻ったようで良い機会になった」というようなご意見を多数いただけたそうです。

「新採用者だけでなく院内全体が明るく温かい空気が流れて、とてもうれしく感じました。」と
ご担当者さまからの言葉を頂戴し、私まで嬉しくなりました。
これって、新人職員の大切な役割ですものね。

  最後に、この春の新人研修で受講生から頂いた感想の中にこういうものがありました。
「まるで合気道の師範から話を聴いているような気持ちになった。(私は部活で合気道をしていたので)」


 えっ、師範ですか?さすがにこういう表現は初めて。…それは光栄です!(笑)
頂いた言葉に恥じないよう、もっと修行に励まねば〜。

  

 

 
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