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第542回●2013年5月11日(土)

「誰かに伝えたい言葉」 

 先日、岡山であるセミナーを受けてきました。
脳を活性化するセミナーで、とても良い刺激を受けましたが
今回はその時に出会った方から伺った言葉をご紹介したいのです。

 セミナーの中の「プラスの言葉で生きる」ということに対し、ある受講者の方がこうおっしゃいました。
「うちでは子供に【けど・でも・だって】のマイナス言葉は使わないように、と言っているんです。その代わりに
【ちょうど良かった!】という言葉を使おうと努力しています。」
この言葉に私は非常に 感銘を受け、即、「自分もそうしよう!」と決意しました。

 「けど・でも・だって」は非常に出て来やすい逆説の言葉です。この後には不満だったり、言い訳だったりのネガティブな言葉が続きます。だからこそ意識して、それをポジティブな「ちょうど良かった!」に変えることができたら、
その後の行動はもちろん、習慣やひいては生き方も少し変わってくるのではないかと思えたのでした。

 たとえば、ある日石畳の段差で転倒し、膝をひどく痛めたとします。
「だって暗くて、段差が見えなかったから …」なんて文句を言いたくなりますが、
「ちょうど良かった!」「ここでケガをしたことで、安全意識が高くなった」
「つまずきやすくなってるわけだから、体を少し鍛えよう。プールにでも行こうか?」 という風に思えたら、
より良い生き方につながるのではないでしょうか。
(まあこれ、私の体験なんですけどね…。笑)  

 先週、大学での講義があり、その中で学生から次のような質問を受けました。
「予想外のハプニングが起こった時、先生はどのようなことを考えて行動されますか?」

 私は答えました。
ハプニングというのは【人生のスパイス】だと思えば気が楽になるのではないでしょうか?
ことが重大だとハプニングではなく【事件】になりますから、ちょっとしたことなんですよね。
だったら、楽しんで乗り切れば一番良いですよね。
そして逆に『ちょうど良かった!』と、前向きに行動したいと思っています。」


 もちろん、いつもそううまく心をコントロールできないかもしれませんが、
可能な限り、そうありたいと思っています。



 そんな私を試すかのように、昨夜不整脈の発作が起き、胸の痛みで目が覚めました。
朝になって病院に行き、24時間モニターを付けたまま、今この原稿を書いています。

さて、練習問題です。
この状況を「ちょうど良かった! 」で始めると、どうなるでしょうか?(笑)

 「ちょうど良かった!」「今は多忙な時期だし、つい無理をしがちだ。その戒めにもなる。
それにモニターを付けているわけだから、また発作が起きてくれれば、その原因も明確にわかる。
いずれにしろ、良いことだ。さてと、今夜はゆっくり寝ることにしよう〜。」

というわけで、おやすみなさい。

 

 

 

 
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