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(中村 覚)
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暑い毎日が続いています。 朝から庭のセミに鳴かれるだけで2~3℃
気温が上がりそうな 夏、真っ盛り。夏と言えば、青い空に 山に 川に 海 。 子供の頃に川でエビやゴリを獲り、自転車に乗り1時間かけて海に泳ぎに行っていた事は、いつの間にか昔話になってしまいました。今でも山や川は近いのに
子供の頃に比べると自然が遠い そんな今日 この頃です。
直接、自然に触れる機会は少なくなっていますが、今回は至近距離の自然、机の上の大自然をちょこっとご覧ください。 |

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夏らしい、海の生き物たちです。 |
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いかがでしょう。
これら全部、カプセルトイなんです。 スーパーなどに設置されているコインを入れて ハンドルを回し、何が出るかお楽しみの「フィギュア」です。 |
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実によく出来ていると思いませんか? これらの商品はネイチャー
テクニカラー というシリーズの「小笠原」編です。小笠原諸島に生息する生物を立体化したものです。6月に発売されたばかりで、1個=400円。 |
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ラインナップは全8種類。
「SECRET」は個体数が少なく 当たった人にしか分からない 「お楽しみ」 となっています。(写真:青く塗られた右端が
SECRET です) |
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このザトウクジラの大きさは約8㎝。
たかだか8㎝ですが、スケールの大きさが伝わってくる、この造形力。 |
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同様に、躍動感溢れるミナミハンドウイルカ。
イルカ好きな方は多いのではないでしょうか。 |
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魚や岩までリアルなアオウミガメ。 |
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ヤドカリ
(ムラサキオカヤドカリ) のリアルなこと、背中の貝は本物と間違える程です。 |
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透き通る海を表現したアクリルの台座から流線を描き、大空を舞うアホウドリ。 |
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自然界の中での
一瞬を捉えたかのような秀逸な造形のメグロ。 |
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オガサワラオオコウモリ。
実はラインナップ中、唯一ハズレな感じですが(笑) ゴメンナサイ、私の主観です。 でも仕方ないんです!
生産コストを考えると全ての商品を均等にハイクオリティーに仕上げるのは難しぃ~。 |
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ところで
お気付きでしょうか? 商品 1つ1つに台座が付いています。この台座は高級感を出すと同時に実は大きな役割を果たしています。 例えば、ザトウクジラやイルカのように一部分を台座に差し込むことで、見事にバランスをとって自立できているわけです。 |
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ちなみに
このクジラは、他のシリーズ (1個=300円) のミンククジラです。 この商品には台座が付いていないため、飾った時に
“地を這う生物” のようになってしまい、飾り栄えしません。 |
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100円という金額の差はあれ、比較するとこうなります。躍動感が圧倒的に違います。 縁の下の力持ちとも言うべき台座の役割は大きいです。 |
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ネイチャー
テクニカラー シリーズではこれまでに、「サバンナ」 や 「日本の清流」などが発売されています。(全てのシリーズに台座有り。)
これは「日本の清流」よりカジカです。(2011年発売)
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「サバンナ」よりアフリカゾウです。(2009年発売)
これもやっぱり良くできていると思います。
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実は最新作
「小笠原」編から価格が変更され、これまでの300円から400円に値上がりしました。正直、300円の時でもちょっと高いな~と思っていたのですが、400円となると
んんん~。 まぁこう言いながらも 買っているので世話ないですが・・・。 |
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何がどう変わったのか? 300円の時から商品のクオリティー自体は高いので、単純比較は難しいです。でも一目で分かる変化は台座の裏側に有りました。
これは価格が300円の台座の裏です。
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これが400円になってからの台座の裏です。
柔らかい布地が張り付けてあり、台座と接触する部分の材質を痛めないようになっています。(擦り傷など)
細やかな気配りと言いましょうか・・・
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ところで、今回ご紹介したフィギュアは
「奇譚クラブ」 というメーカーさんの商品なんです。 「あれ? フィギュアと言えば、海洋堂じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
野球に興味は無くても王選手や長嶋選手は知っているというように、フィギュアと言えば、海洋堂~。
確かに動物のフィギュアと言えば、チョコエッグで一世を風靡した 「海洋堂」 ここに有りです。
でも「奇譚クラブ」の動物フィギュアもご紹介したようにかなり スゴイッです。
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マンガやアニメで活躍するキャラクターと違い、自然界の生き物には版権がありません。つまりどこの会社も自由に作れるわけです。 色々な会社が切磋琢磨し良い商品を作る! こちらもお財布事情が許す限り買い続けますので、今後共よろしくお願いしまぁ~す。 |
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