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第577回●2014年1月18日(土)

 「圧巻!大阪市中央公会堂の美 A」 

 先週に続いて、圧巻の近代建築の美・大阪市中央公会堂のご紹介です。

 たまたま訪れた日の翌日が年に一度の有料見学会だったため再度訪れ、
今度は中の部屋を堪能させてもらいました。

 1階の大集会室。ヘレンケラーやガガーリンなど数多くの著名人による講演会、オペラ、コンサートが行われた歴史あるホールです。1階席・2階席合わせて、千席ほどあります。モダンなシャンデリアや金箔に覆われた舞台縁、太い大理石の柱など、重厚で荘厳な雰囲気を味わえます。

  (ここからの写真は、クリックで大きくなります)

 とにかく、圧倒されるほどの豪華絢爛の美しさです。大正時代にこんな建築ができていたなんて。逆に今では、ここまで豪奢なホールは作れないでしょう。

 でも何が驚いたって、母が写真を見て「懐かしい!」と一言。78歳の母は60年前、全国バスガイドコンクールでなんとこのホールに立ったことがあるというのです。
ええぇー!?なんて贅沢な体験。うらやましい〜。


 次に3階に上がります。古い洋画に出てくるようなエレベーターも保存されていました。
(もちろん、動きませんが…)

 着いたのは小集会室。落ち着いたたたずまいです。
ここは、創建時は女性用の食堂だったとか。そのためか、ステンドグラスはくだものがモチーフになっています。

 こちらは、中集会室。宮殿の大広間を彷彿とさせる華麗なヨーロッパ調の部屋です。
まるで絵本に出てくるお城のダンスホールのようです。アーチ状の高い天井、創建当時のまま残されている貴重なシャンデリアとステンドグラス。

 最後に、特別室です。創建当時は貴賓室として使われていました。
入った時には圧倒されました。なんと、天井画があったのです!

 日本書紀からイザナギ・イザナミの夫婦神が国作りの矛を授かる場面を、洋画家の松岡壽(ひさし)氏が描いたそうです。まさに和と洋の融合の芸術です。

 

 こういう和の題材の天井画は初めてで、斬新でした。
壁の壁画も、松岡氏によるものです。
 ステンドグラスには、大阪市の市標(市の紋章)「みおつくし」がデザインされています。  こちらの壁の上部には、仁徳天皇が描かれています。
 扉の象嵌技術も見所。  床や柱の大理石。床は、2種類の模様張りです。
 とにかくすべてが素晴らしい、大正時代からの時を超えた贈り物です。
重要文化財でありながら誰でも利用できる施設のため、結婚式などにも利用されています。そのため館内を見られる機会は限られていますが、もしもチャンスがあれば、
ぜひお薦めします!


 
大阪市中央公会堂


〒530-0005 大阪市北区中之島1丁目1番27号

  TEL:06-6208-2002

 

 
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