調べてみると、2004年6月に「車いす仕様車がやって来た!」という第83回のコラムを書いていました。
そうそう、シエンタに買い換えた時は以前のイプサムと違い、そのまま車いすで乗り込めることが嬉しかったなあ、とか懐かしく思い出していました。この頃はまだ長女も高校生でしたがしっかりしていて、口述筆記でコラムが書けたのでした。
10年たち、今度も同じシエンタを選びました。理由は明快で、トヨタの車の中で大きめのリクライニング車いすがスロープで乗り込めるタイプは、他に選択肢がなかったからです。
選択肢と言えば、10年たってどれだけ進歩しているのか?少し期待していたのですが、完全に期待外れに終わりました。シエンタはマイナーチェンジしかしていなくて、今回、目新しい装備とかも無し。
それどころか、以前は選べていたグレードも選べず、車いすのスロープタイプは最低グレードの車種しかありませんでした。
「なぜなんですか?」と伺うと、スロープタイプのものはデイサービスなんかでよく使われているそうなんですが、価格が低いものが需要が多くて、ということでした。でも車両価格プラス50万ほどかかるのは、10年前と一緒です。なんか納得いかないなあ。グレードもきれいな紫色もトトロの猫バスのような顔も、今のシエンタの方が断然好みなんですが…。まあ、仕方がないですね。
でもありがたいのはこの10年、大きな事故はしなかったことです。車に乗る以上、そのリスクは避けては通れませんが、「無事これ名馬。」競馬では、何の怪我もなく無事に走り続けられる馬こそが名馬である、ということを指しますが、車もまったく同様だと思います。
西洋のことわざに
「一日だけ幸せでいたいならば、床屋に行け。
一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。
一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚しろ。
一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。
一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。」というものがあります。
(色々違う解釈もあるようです)
うーん、私は新車を買ったら 確実に、1週間以上は幸せでいられると思いますけどね。(笑)
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