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(中村 覚) |
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「目は口ほどにものを言う」
「目つきが悪い 」「目は笑っていない」 など、
目はとても重要です。 そしてこれらを一枚の写真で表現すると、こうなります。 |
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いかがでしょう? これ、パンダです。ソフトビニール製のデフォルメされた貯金箱なんですが・・・
ま、 そんなことよりも これを初めてお店で見た時 「なんて目付きが悪いパンダか」 と考え込みました。
そして後日、これを友人からプレゼントされ、こりゃまた ビックリ。 |
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24pほどの大きさですが、部屋に置くと
存在感が群を抜いています。みんなが寝静まった夜中、 勝手な事をされたら困るので、檻に入れてやると、これがまたよく似合う。 |
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ところで、今でこそ それほど珍しくないパンダですが、この妙チクリンな生き物が確認されたのは19世紀以降だそうです。それまで多少の伝聞はあったものの、広く社会で認識されておらず、現在で言うところの
UMA(未確認生物)でした。イエティ や ネッシー、ツチノコなどと同じ扱いだったわけです。
このツートンカラーじゃ、そりゃ そうですよね。
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だって例えば、その昔ですよ、山の中で
たまたまパンダを見た第一発見者が、村に帰り仲間に「今日、俺はとんでもない物を見たぞっ!」と話し始める。仲間も「ほう
ほうっ! それで? 」と熱心に聞く。 しかし「そいつ白と黒やった」 と言った時点で、「そんな生き物、いるわけねーだろ」
と話は終わる。嘘みたいな配色なだけに信じてもらえなかった。 日本で言うところの お葬式ですから、こりゃ
めった。
冗談はさておき、
一般的に愛嬌よろしく かわいいパンダですが、それだけではありません。ご存知の方も多いかと思いますが、現在、日本で飼育されているパンダは全て中国からレンタルされたものです。
DVD同様、ただでレンタルできるわけもなく、例えば2011年に上野動物にやってきたリーリー(雄)とシンシン(雌)は、つがいで年間のレンタル料金は8000万円前後、賃貸契約期間は10年間だそうです。そして仮に赤ちゃんが生まれても2年以内に中国に返さなければならず、もし日本に置くとすれば、3年目からは赤ちゃんにもレンタル料金が発生するとか・・・。
絶滅危惧種であるジャイアントパンダ、価格もジャイアント。
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それでは最後に、もう一頭 紹介します。
これも けっこうジャイアント。高さ 48p、横幅 90p、 出身地は家具屋さん。 陳列された家具の横にちょこんと置いてあり、最初、備品か売り物か
わからず、近くの店員さんに確認すると売り物と判明、しかも3000円と言うのです。 この手の商品には
うとい私でも、この大きさで3000円はお買い得だと即決でした。 |
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店員さんが言うには「大人でも背中に乗れますよ」と。
別に買ってから、乗るつもりもなかったのですが 「ラッキー これを理由にしよう!」と。 つまり、家に来た友人に、なぜこんなものを買ったのか?と聞かれた際に
「いや、これは座れるんだ、椅子として買ったんだよ」。 そこには しっかりと大人の理由があるので、セーフ!
買った時点でアウト! |
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家に連れて帰り、実際には このパンダ、いくらぐらいするのか、ネットで調べると8000円前後。
耐加重80sと書いてあり 他にも、牛、キリン、ロバなど数種類。 |
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やっぱりお買い得だったんです。
〜に してもよっぽど売れず、お店じゃ既に邪魔だったんだね、お前は。 まぁ とりあえずタオルで拭いてやると4本の足の裏はホコリまみれでした。
ところで 店で見た時より、けっこう大きいね、お前。 部屋に来たその日から、ずっと邪魔。(笑)
まっ 絶滅危惧種が、部屋にいるのも悪くない かな?
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