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第59回●2003年12月21日(日) 「目のストライキと初めての講義」
 
  ついに、体がストライキを起こした。朝から晩までパソコンで論文をやっていたので、目が痛くて画面を見られない。参った。論文の締め切りは24日、他にもビジネスプランと論文の要旨(サマリー)を提出しなければならない!無理だ!!!でも、やらなきゃならない。とほほ。
 そんな中、昨日は私の行っている高知工科大学院起業家コースで講義をした。他大学では経験があるが、自分が所属する起業家コースで講義するというのは初めてだ。なんかおこがましいようで気が引けるが、それが論文提出日の4日前というのは、またものすごく腰が引ける。まだ論文が仕上がってないのに…プレッシャー以外の何物でもないよぉ。課目は「プレゼンテーション実践」の講義である。音声表現技術など、実践的要素を中心に組み立ててみた。

 ここは東京教室、大阪教室とTVで回線をつないでやっているので、これも講義する方としては実にやりにくい。直接相手の顔が見られないからである。それに、ドクター課程の先輩もいらっしゃるのだ。いっそ、他の学部の院生ばかりなら気が楽なんだけど。社会人じゃない大学生ならもっと楽。(難しいことを突っ込まれにくいから。)大学生じゃないならもっと気が楽だし、人間じゃなければもっともっと気が楽だ。…それじゃ講義にならないか。

「プレゼンテーション」だから1月の最後の講義では、学生は試験やレポートの代わりにプレゼンテーションで評価される。で、その前に練習してもらおうと講義した後、1人1分で「プレゼンテーションで大事な要素」についてプレゼンテーションしてもらった。こうして事前に同じ場所で練習しておくと、心理的にかなり違うからだ。他学部からも履修者がいて、40人というのでどうしようと思っていたら、出席者は半分くらいだったので時間的には助かった。しかし、発表してもらって驚いた。昨年よりもみなさん、かなり上手だ。まずい。あまり上手だと講評は難しいぞ。

 もう一度、1月末に「プレゼンテーション演習」の講義がある。ああそれなのに、そのときも論文の最終提出の頃と重なっている。…考えただけで、目が痛い。頭も痛い。ひょっとしてどなたか、目に良いことを何かご存じないでしょうか?


 

 
 
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