中でも、鮮明なイメージがどれだけ脳の回路に影響を及ぼすか、は衝撃でした。
梅干しをイメージすると、目の前になくても唾液が出てきます。このように脳は鮮明にイメージしたことと、現実との区別がつかず、イメージに影響されるということです。
脳はイメージと現実との区別がつかない!?だから、ネガティブなイメージがどれだけ自分の人生に悪い影響を及ぼすか、ということなのですね。なるほど、ポジティブなことをイメージすることが良いと言われている理由がわかり、納得でした。
また、認知症の研究で、普段から脳を鍛えることで「知の貯金」を増やしておくと、脳に認知症の変化を来していても発症しにくいのだそうです。つまり、インフルエンザウイルスに感染しても発症しない、みたいなものですね。うーん、だから脳への刺激は大切なんですね。
私たちは「肉体的健康」には大変気を遣いますが、「精神的健康」にはあまり注意を払いません。これは、精神的脆弱性は持って生まれた性格だと考え、訓練を行おうとしないからと思われます。
ここも、本当にそうだと感じました。
だからこそ、自分の心の健康を気づかい、ストレスマネジメントを行うことが大事なんですね。
他にも、幸せな老後を過ごすためのヒントなどが盛り込まれています。
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