公文さんと知り合ったのはもう20年前。私の長女の養護学校の先輩のお母さんでした。
たまたまスクールバスのバス停が一緒だったご縁もあり、親しくお付き合いをさせて頂いてきました。
7年前にご主人が亡くなったことで娘さんの介護が限界になり、娘さんは施設入所をなさいました。
ご長男も県外にいらっしゃることから、1人暮らしになった公文さん。
彼女がすごいのはここからで、なんとそれまで興味のあった民謡を本格的に学ぼうと、62歳にして単身
関東へ
民謡留学したのです。伺った時には、そりゃあもうビックリしましたが、パワフルな公文さんらしいと思いました。
苦労の甲斐あって、1年と異例の早さで師匠から看板と芸名を頂き高知に帰ってきました。
ここでまた彼女は頑張りました。「お世話になった皆さまへのお礼を込めて」コンサートを企画したのです。
場所は美術館ホール。私が司会を頼まれて引き受けたのが半年前でした。まだCDも出していないし、デビューコンサートにも関わらず、400の座席数が2ヶ月前には売り切れと聞いた時には非常に驚きました。
さすがは人生のベテラン、幅広い人脈をお持ちです。
そして連休最終日の5月6日。お天気にも恵まれ、コンサートの日が来ました。
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