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第607回●2014年8月16日(土)

 「道の駅・とおわご利用のお願い

 先日の台風被害は、高知県内でまだ孤立地区が残るなど続いています。
今週半ば、たまたま見た「道の駅 とおわ」のホームページには「お礼とご支援のお願い」がありました。

 台風11号の浸水で地下倉庫が浸水し被害を受けたこと、8月1日からの10日間で台風で営業できたのはわずか数日間であったこと、 夏休みとお盆を迎えるために商品を多く用意していたのでこの時期に収益を上げないと、経営に関わる問題になりかねないこと。
「こんなことをお願いするのは初めてですが、できれば構わない範囲で、皆さまにご支援、ご協力をお願いしたい次第です。」

 「道の駅 とおわ」を運営する「株式会社四万十ドラマ」は、高知県の中山間の星のような、素晴らしい企業さんです。四万十川地域の活性化のため、小さな地域でもこれからの世代に何かを残したい、繋げたいと頑張っています。この4月には、新しく「おちゃくりカフェ」もオープンし(第595回のコラム)、新たなお客さまを集めています。
これは、及ばずながら支援をしなければ!

 というわけで仕事が一段落した15日の金曜日、「道の駅 とおわ」へと出かけました。どうせ行くなら、断水中の四万十町と四万十市西土佐へ水も運ぼう、ということで買い込んで出かけました。ところが、高速道に乗ると程なく台風のような豪雨に!

 大雨のトラウマで心が折れそうになりながらも、頼りになるスタッフ中村に励まされて、なんとか四万十町に着きました。


 なんと、岡山県高梁(たかはし)市から応援給水車が来ていました。
岡山の皆さま、ありがとうございます。こんな時の応援はありがたいものです。
 四万十町役場の町民環境課の前には水の差し入れが積まれていました。
四万十町では浄水場が浸水したため、まだ飲料水は断水しているのです。
ささやかながら、ここに 水を投下。後は四万十川添いに、下って行きます。
とにかく道路のすぐ下まで流木などが流れ着いているのがわかります。右の写真では、水田の稲穂が流木の下敷きになっています。
 四万十町から約1時間、「道の駅 とおわ」に着きました。さすがはお盆、駐車場には車が溢れるくらいで、活気があります。良かったぁ。
 早速、8月17日までの限定、「とおわバイキング」を頂きます。1200円。
毎週水曜日に開催している「おかみさん市バイキング」ととおわ食堂がコラボしたものです。
   大好きな椎茸のたたきを大盛りで、お代わり!(笑)
四万十ポーク一口カツの野菜あんかけや四万十鶏の天ぷら、野菜のかき揚げ、チラシ寿司、特製 夏野菜カレーなど、おいしそうなものが山盛りでした。
 店内はかなりな人で賑わっていました。県外の友人達に、ここの新発売・いなかモンブランを味わってもらいたくて、紅茶ロールなどと冷凍便で送ってもらうことに。
ささやかながら支援に貢献でき、自己満足です。
 この道の駅の地下が倉庫になっているのですが、水はそこまで来たそうです。
浸水被害があり後片付けも大変だったようですが、8月11日(月)より営業を再開し、
お盆を迎えられたのです。「ピンチはチャンス」とホームページで拝見しました。
多くの方々が「美味しく支援しましょう」と後押ししてくださっているようです。
  もしお構いなければ、まずは「道の駅 とおわ」のホームページをご覧下さい。
四万十川の恵みの素敵な商品がたくさんありますよ。
そしてもしお気に召しましたら、ご支援くだされば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

  四万十川では何カ所か、沈下橋が折れて流失していました。
水の力の凄まじさを思い知らされます。

 それでも、四万十川と生きていくのです。
人は自然には勝てませんが、人と人とが助け合うことで、時に荒ぶる自然にも
立ち向かう勇気をもらえるのでしょう。

「道の駅 とおわ」のスタッフの皆さん、どうぞお疲れが出ませんように。

 
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