8月、床下浸水。
9月、身内の逝去。
10月、身内の病気発覚と長女の入院。
11月、買った福祉車両に車いすが乗せられないトラブル&長女の再入院。
人生の障害物競走のような日々、真っ最中です。
まさに「健康こそ宝」という言葉が、ずっしりと重みを持ちます。
長女はぜんそくがひどくなり、10月に入院。
一旦は退院できたのですが急な冷え込みが堪えて具合が悪化し、数日で再入院。
今も闘病の日々です。(実はこの原稿も、病室で打っています。)
先日、長女の主治医でもある主人が私に言いました。
「涼歌のような障害の重い子は、いつ急に命に関わるようなことが起こるかもしれない。覚悟をしておくように。」
その時は呼吸状態もひどく、絶食しており予断を許さない状況だったので、
今週は 悲しくて腫れた目で仕事先に向かったりしていました。
医療系専門学校の学生達に障害児の育児体験を語る授業で、学生からの質問を受けるのですが、中に
「先生が亡くなられた後、娘さんのことをどうなさるかお考えですか?」といったものがあります。
正直、気が重い問いでしたが、このような現実を目の当たりにすると、
「もし私が先にあちらへ行けたら、万々歳!」だな〜と思うようになりました。(笑)
幸い今日になって少し落ち着いて、また食事も再開できるようになり、心から安堵しています。
どうかこのまま、容態が落ち着いてくれますように!
人生においてはこのように、「弱り目に祟り目」というような辛い出来事が立て続けに起こる時期があります。
私の一度目は長女が生まれて障害がわかった同時期に、父が脳腫瘍で倒れ闘病生活に入ったことでした。
でも自分だけではなく、誰しもそれは同じなんですよね。
時期や対象が違うだけで、大変な出来事が降りかかるのは同じだと、50年も生きているとわかってきます。
今回、つくづく思ったのが
「一番大切なものを、一番大切にしているか」ということです。
これ、意外に難しいことで、私も日頃は つい仕事優先になってしまいます。
でも何かあった時は、これを思い出して優先順位を間違えないようにしないと…。
以前、あるお母さんが一人息子を突然若くして亡くされ、こう言ったのです。
「私は息子が一番大事だったのに、仕事にかまけて、一番大切なものを一番大切にしていなかった。」
なんて哀しい言葉でしょうか。この言葉に心をえぐられました。
それ以来、この言葉を心に留め置いています。
「一番大切なものを、一番大切にしているか」。
私も、この機会に少し考え直さなければいけないと感じました。
来年度からは少し仕事を見直し、家族への負担を減らせるようにする予定です。
一番大切なものを、一番大切にするために。
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