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(中村 覚) |

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小冊子を手にして・・・ジビエ。
ジブリじゃなくてジビエ。狩猟によって捕獲された野生の鳥獣肉のことをジビエというのだそうです。全国的にイノシシやシカによる農林業への被害が年々深刻になっていますが、高知県もそうです。
被害を防ぐために捕獲したイノシシやシカですが、もったいないのでみんなで食べちゃいましょう!ということで、昨年から「よさこいジビエフェア」が開催されています。
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つまりお肉の有効活用です。
数ページにわたり色々なお店のジビエ料理が載ってます。そんな中、目を引いたのが「山の石けん屋 西熊家」の記事でした。
料理とは一線を画し、ジビエで石けんを作っているのです。 これは面白そうと 早速、電話をしました。
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「明日、そちらに伺いたいのですが〜」
すると 「こちらはお店ではなく工房なんですよ」というお話があり、「高知市内からお越しなら、途中にあるスーパーでも販売してますよ」とのことでした。でも工房でも商品を買うことができるということでしたので、お邪魔だろうと思いながらも伺うことにしました。
所在地をネットで検索した時に、物部町(旧・物部村)の山間部だったので、「この時期、道中の雪は大丈夫でしょうか?」
とお聞きすると 心配ないですとのことで、また一安心。
実は商品の石けんを購入するだけなら全国直売のネット販売や教えてもらった道中にあるお店でよかったのですが、私はもともと山(自然)が好きなので、山道ドライブと買い物を一緒に楽しめるのが嬉しかったのです。そしてどういった所で石けんを作っていらっしゃるのかにも興味がありました。
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所要時間は高知市から車で約90分。国道195号線を走っている時はスイスイ進むのですが、県道49号線に入った辺りから
くねくねの山道になります。あと20分程で到着とナビに表示されてからの道のりが山道ドライブの醍醐味。
眼下には物部川の支流が流れ、前方には山の頂が連なります。 より高みへと進んで行く この高揚感が最高!
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「山の石けん屋 西熊家」の工房は物部町の大西という集落にあります。家が数件あるので、どちらが工房なのかわからず、電話で聞くと、オーナーさんがご親切に外に出てきてくださいました。
それぞれの商品についてはお店のホームページで詳しく紹介されていますので、こちらをご覧ください。 |
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初対面にも関わらず、オーナーのにしくまさんは色々なお話をしてくださいました。8年前に手作り石けんを思い付いたのは、今のように商品として売るためではなく、わが家に欲しい物!が出発点だったそうです。当時、高知にはまだ手作り石けんはあまりなく、あっても高価だったようです。試作品を重ねていく内に、できあがった物を親御さんにプレゼントし、親御さんからまたお知り合いの方へと、どんどん広がっていく内に、「お金を出してでも欲しい」という声が届くようになり、今のように起業なさったそうです。
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石けんを作る原材料のイノシシやシカは高知の天然物。その脂の配合も、他社製品との対比ではなく
オリジナルです。植物オイルは、食べてもおいしい上質の物を使い、成分を練り合わせる水も、近くに湧き出る岩清水の冷泉を使用しています。 |
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商品へのこだわりは成分だけではありません。パッケージにも愛情が注がれています。デザインはもちろん
にしくまさんのもの。ハンドメイドのパッケージは味があり、石けんの雰囲気も伝わっていい感じです。
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この高知の天然素材たっぷりの石けんはネット販売の他、土佐山田町にある
「バリュー かがみの店」や香北町美良布にある「韮生の里(ニロウノサト)」でも販売されています。高知市では、共済会館の売店でも見かけました。
工房を直接訪ねたい方はホームページから、事前にお問い合わせ下さい。 |
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ちなみにネット販売では現在、いのしかちょう石ケン(950円)はSOLD
OUTです。
この商品はいのししあぶら、鹿あぶら、自家製の卵黄などを使っている人気商品。
いのしし、鹿、鶏(の卵)で「いのしかちょう」なんです! (笑)
リピーターも多く、一度に10個購入される男性もいらっしゃるとか。
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この
いのしかちょう石ケンを購入したその日、早速 使ってみました。普通の石けんだと体の脂を取られる感じがするのですが、反対にしっとり補給している感じ。もちろん獣臭さなど微塵もなく、ほのかにアロマオイルが香ります。シャンプー代わりに使っている方もいらっしゃるそうで、私も頭を洗ってみました。石けんなのにシャンプーみたいに泡立ち、リンスなしでもしっとりと仕上がり、ビックリしました。数か月後が楽しみです。 |
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ちなみに筒井が髪を洗うと、ヘアスタイリング剤を結構使っているので
泡立ちにくく きしみ感がありました。
髪質はみんな違いますからね。 「きしんだ場合は、洗面器に小さじ1杯のお酢を入れてリンスすると
いいですよ。」と教えていただいたのでそうしてみると、サラサラふんわりになりました。石けん成分の
アルカリが、 お酢の酸性で中和されるようです。こうすると自然成分100%で、優しく髪も洗えますよ。
(筒井典子)
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