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ウィークリーN
第71回●2004年3月14日(日)

「防災拠点としての病院施設」

遠景   先週、ある民間病院に研修に行きました。
そこは小高い山の上にあります。 昨年、元あった地域の中核病院が引っ越した跡地に耐震改修をし、美しく生まれ変わった病院と養護老人ホームです。

T病院

 ここには、少し変わった特徴があります。市が、この施設を災害時の避難場所に指定しているのです。
最近、 南海大震災などに備え行政も色々と予防策を講じてきていますが、ここもその一環ということなのです。

 

 少し小高い山の上なので、津波が来ても大丈夫な場所です。通常、災害時の避難場所は公園や学校など公共の場所ですが、ここは民間病院。ここの地下には、そのために 災害に備えて、食料や医薬品を備蓄しています。(備蓄品の40%は 養護老人ホームが購入しています。)こういうところは高知県下でも、ここ1カ所だけだそうです。せっかくなので、地下の備蓄所を見せて頂きました。
 
 備蓄所
 食料は200人分×3日間。水やおかゆなどが並んでいます。費用の40万円は自費負担だそうです。「栄養士会からも備蓄して欲しいとの申し出があり、地域のためになることだからと受け入れました」と病院スタッフの方はおっしゃっていました。医薬品も、2ヶ月分備蓄しているそうです。こういうところがあれば地域の方にとっても安心ですよね。
  行政も予算が削られる中、地域のために役立てる企業は、住民にとっても望まれるところです。まして医療施設はいざというときには心強い味方ですものね。
これからの企業のあり方を教えられたように思いました。
 
 
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