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ウィークリーN
第81回●2004年5月30日(日)

「生涯学習シンポジウム」

 

 シンポジウムに、初めてパネラー(前に座って意見を言う人)として参加しました。高知県生涯学習支援センターの設立記念シンポジウムで、テーマは「地方における生涯学習とはなにか」でした。

 県の大ア教育長、放送大学のセンター長、新聞記者さんたちと並ぶのはおこがましいけれど、まあこれも経験だと恥をかくつもりで参加しました。

 「生涯学習と私」の簡単な自己紹介の後、生涯学習のための提言を1人ずつ行います。私は最近特に関わることが多い、学生の職業教育について話しました。大学生のインターンシップ(企業研修)や就職セミナーに関わるようになって思うことは、もっと早い時期からの職業教育の必要性です。学校によっては中学校からインターンシップを取り入れているところもありますが、本当はその前段階として、広く浅くいろんな職業に関する知識が欲しいところです。

 このコラムの70回目と重なるかもしれませんが、こういうアイデアはどうでしょう。地域のいろんな職業人を「県民講師」としてお呼びし、半年から1年ほど、先生も含めて、広く浅く職業全般について学んでもらう。そうすると、地域連携もできますし、地域の大人達も人に教えるためには学ぶことが必要と、普段ビールを持つ手にペンを取って(?)勉強するようになるのではないでしょうか。「子供の教育を言う前に、大人の学ぶ力はどうなのか?」という疑問の声も上がりましたが、これならその問題も解決できるのでは。

 それから、中学生からインターンシップも必修にする。できればその地域で、が望ましいと思います。より、地域の子供達への関心度が高まりますから。ちなみに私の次女の学校はインターンシップを取り入れていないので、彼女は勇気を出して個人的に「インターンシップをお願いできませんか」とあるところに申し入れたのですが、断られてしまいました。組織側としても責任などがあるのかもしれませんが、せっかくの子供達のやる気をそがないよう、みんながインターンシップを受けられると一番いいと思います。

 「子供は学びのリアリティを求めている」と、あるパネラーの方がおっしゃいましたが、その通りだと思います。できれば大人達の生の姿、汗をかいている背中や、走り回っている現場の雰囲気を知れば、「社会に出ることの大変さ、真摯に生きることの重要性」などがわかってくるのではないでしょうか。それはきっと子供達の「生きる力」に結びついていくのではないかと思えてなりません。

 なーんちゃって、それらしいことを書いてしまいましたが、実は昼食の時にショウガ焼きのタレがびちゃっと服にいっぱいハネを作り、「これから前でしゃべるのにどうしようー!?」とオロオロしてしまった、相変わらずドジな私でした。もちろん水で拭いても取れず、まあ、遠目に見たらわからないだろうと開き直るしかなかったのですが。買ったばかりの服は昨日クリーニング店へ直行しちゃいましたとさ。とほほ。

 

 
 
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