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ウィークリーN
第92回●2004年8月15日(日)

「熱い夏〜よさこいからオリンピックへ〜」

 

 よさこいの夏が終わった。今年も素晴らしい乱舞があちこちで見られた。
その中で、ちょっと面白かったチームを紹介しよう。

 

紫の衣装が…

 

「ゑびす・しばてん連」というグループがある。昨年グランプリ、今年も前夜祭グランプリ、本祭で金賞を取ったチームである。今年このチームの衣装は、今までになく斬新なアイデアが盛り込まれていた。袖の二重構造、である。


「天下泰平」


衣装の袖を暖簾と帳面に見立て、紫の袖をめくると下に真っ赤な袖が現れる、というものである。しかも袖には絵や字が書いてあり、めくることで言葉を表現できる。全員でそろって、素早く袖の早変わりをする様は、なかなか見事だった。(写真は「天下泰平」の平)

 初めて見て、新鮮な驚きだった。その手があったか、という感じである。よさこいの衣装は年々進化し、もう大概のことでは驚かなくなってきているが、このアイデアはたいしたものだ。

 人に聞いた話では、このチームの練習は、なんと袖にバスタオルをつけ、それをめくって練習を繰り返したそうである。すごい!それは相当腕に負担がかかったのではないだろうか。やはり本番の美しさのためには、普段からの地道な練習が大切なのだ。

 よさこい祭りの間中、街は全体が会場と化する。最近、各地の祭りで、それに乗じて暴走族などが暴れて大変だ、というニュースを耳にするが、高知の場合は、全くそういうことはない。なぜなら、よさこいは若者中心のお祭りだからである。自分たちがやりたい音楽をガンガン鳴らしながら、踊って発散できるのだ。それなら、そっちをやった方が楽しいに決まっている。

 かくして普段はヤンキーっぽい お兄さん達も、祭りに正統に参加し、エネルギーを発散する。よさこいはどちらかというと女性の踊り子の方が多い。踊る姿はとても魅力的だ。かくして「リゾ・ラバ」ならぬ「よさこいラバー」達の出現となる。よさこいが縁で、付き合いだすカップルは多いのだ。今年はなんと、よさこいで結婚式をする、という人たちまで現れた。市役所まで踊りながら行進し、婚姻届を出してまた友人達と市役所前で乱舞。筋金入りのよさこい好きである。

 よさこいが終わると、高知ではそろそろ夏も終わりかな、という風情になってくる。
しかし、今年は熱い夏が終わらない。そう、引き続いてオリンピックがあるのだ。
 いきなり柔道での金メダルラッシュに、また盛り上がった方は多いのではないだろうか。
きっとオリンピックが終わっった頃に、初めて風の涼しさを感じるようになるのだろうなあ…。

 

   
 
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