HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 
ウィークリーN
第96回●2004年9月12日(日)

「青年経営者全国交流会〜自由は土佐の山間より〜」


 
  この9日・10日、高知県中小企業家同友会では一大イベントがあった。「青年経営者全国交流会〜自由は土佐の山間より〜」が、高知で2日間に渡って行われたのだ。全国大会が開かれるのは、高知同友会では初めてのこと。事務局や実行委員さんをはじめ、みんなが会員を増強したり、様々な準備を行って来て、この日をいよいよ迎えた。

 1日目は4会場に分かれて、12の分科会が行われた。総合・経営指針・経営戦略・社員教育・起業家・地域振興・特別の7分野の分科会である。私は社員教育の第8分科会に参加した。会場は国際ホテル。7グループ、10人ずつに分かれ、まず愛知同友会の発表者の報告を1時間聴く。その後、各グループでディスカッションを合計2時間半。長いかなと思っていたが、全国から集まられた論客の前では、あっという間。「社員さんには感謝とねぎらいが大切」ということ、またその方法などなかなか興味深いお話が伺え、本当に勉強になった。

 その後は、日航ホテル高知に場所を変え、「自由大懇親会」と銘打った交流会。県外からのお客さま600人以上を加えると参加者は750人程か?なんと実行委員長が山田太鼓の音と共によさこいを踊りながら登場し、すごい迫力に会場はやんやの喝采。

 しかし、そもそも、なぜ「自由大懇親会」なのか?
明治時代、ここ、土佐の地に端を発した「自由民権運動」だが、新しい時代を創造しようとしたその当時の民衆の熱気は、想像を超えるものだったらしい。土佐の自由民権運動には、政談演説会・懇親会・夜学会の3つがあったそうだ。懇親会では、飲食と共に夜学会の勉強成果を発表し合った。(呑みながら、というのがいかにも土佐っぽい。)新聞報道によれば、数千人規模の懇親会は珍しくなかったとかで、これを聴いて度肝を抜かれた。

 しかし、これで驚いてちゃいけない。中には7万人規模の人出があったという報道もあるのだ。7万人だってえぇ!?話半分としても3万5千人。凄すぎる。この時も演説がなされ、演台を5、6カ所用意したとか。うーん、恐るべし、明治の土佐人!…というわけで、「青年経営者よ、志高く時代に挑み、未来を拓こう!」というのが、この懇親会のテーマだったのだ。その目論見は、うまく当たったと言えよう。会場は大勢が語らい、自由な熱気で溢れかえっていた。そして、その後の飲み屋さんのナイトマップも、お役に立ったようで…。(^^;)

 2日目はかるぽーと大ホールにて、全体会が行われた。私はこちらの司会があったので、最後まで気が抜けなかった。2階まで埋められた客席に、橋本知事があいさつをする。何の原稿もなしに、その場にふさわしい言葉で臨機応変にしゃべれる高い能力は、いつ拝聴しても素晴らしく、恐れ入ってしまう。

 その後、記念講演が行われた。講師はネッツトヨタ南国の横田社長。私は高知県が誇れるものは3つあると思う。坂本龍馬と鰹のたたきと、この横田社長ではと考えている。日本経営品質賞も受賞なさった、尊敬すべき経営者でいらっしゃる。その横田社長の講演を1時間半拝聴し、無事終了。全国からのお客さまを送り出すと、ほっとした。

全国大会デビューの私には、意義深く、忘れられない青年経営者全国交流会だった。
全国からいらしてくださったみなさま、そして高知のスタッフのみなさまに、心から感謝したい。
ありがとうございました。

 

   
 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.