HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 
ウィークリーN

第201回●2006年9月25日(月)

 「中村 覚さんの世界」


 前回の新企画「人to みらい」には、思った以上の大きな反響を頂きました。

 中村 覚さんの絵には「もっと見たい!」「個展はいつなの?」「あの絵が欲しいんですが…」といったメールを全国から頂きましたし、中村さんの人柄がにじんだ言葉に好感を持った、という声も寄せられました。中にはとんとん拍子に制作依頼までお話が進んだケースもあるほどです。本当に ありがとうございました。
 中村さんも大変喜んでいますが、「僕なんかの絵でいいんでしょうか?」という謙虚な姿勢は相変わらずで、こういう人柄が絵ににじみ出ているのだろうな、とも感じます。

 そこで今回は、中村さんの絵のご紹介・パート2にいたしました。
中村覚さんの世界を、少しお楽しみ頂ければと思います。

最初3枚はポストカードです。
パソコンに絵を取り込んで、背景や色をいじったものだそうです。


「万歩」(まんぽ)
お察しの通り、マンボウです。 なんか、魚なのに色っぽい表情ですね〜。

(写真はすべて、クリックすると大きくなります)



「初めて」
このサンタは初心者で、配るのに困っているところなんだとか。
なんか、絵から微笑ましいストーリーが浮かんでくる感じがします。




「プレゼント」

昨年のクリスマス用に、初めてパソコンで作った作品だそうです。
私も頂いたのですが、サンタの色合いがきれいで、すごく印象的でした。

(ここからの コメントは、中村さんから寄せられたものです。

「プードゥ」
 犬のプードルです
 うちの家は柴犬を飼っているので
 プードルには何の思い入れもなかったです。ので
 肩の力を抜いて描けた気がします。

 

「ミズ鳥」
 当初、そんなつもりじゃなかったですが
 水面ではなく、水中を泳いでいるように
 なってしまったかな? と・・・

 


「ねぇ ボクトツ」
 便箋用紙の最後のページの
 硬い紙質(灰色部分)に描いて
 みました。いつも捨ててる部分なので。
 もったいないかなと思いまして。

−変わったタイトルですね。「ボクトツ」って何ですか?
素朴、朴訥、のボクトツです。左側は太陽ですが、 尋ねているような顔なので、「ねぇ」をつけました。

−これは、太陽なんですか。
はい。でも対象物は借り物です。描きたいものを表現するのに、たまたま形を借りているだけなんです。

−今回は、前回とはまた違った感じの絵ですね?
違った感じのものが面白いんじゃないかと思いまして。わざと塗り込めた感じとは違う絵にしてみました。

−描く対象物は?
動物が多いですね。身近にいるからでしょうか。あまり好きじゃない方が描きやすいですね。
思い入れがないですから。

−絵が仕上がるまでの時間は?
バラバラです。5分で仕上がるときも、3か月かかるときもあります。

−「こう描きたい」という目標はありますか?
いえ、あまり…。出来上がったものを楽しむという感じです。
僕は絵を通して、感情表現をしているんですね。その手段が絵で。
自分の中の違う面を絵によって発見して、多面性を楽しんでいるんです。

「多面性を絵にしているのではなく、描いてから多面性を再発見しているのが楽しい。

そう語る中村さんにとって、絵は自分と向き合う大切な旅、なのかもしれません。
そういう揺るぎない世界を持っている中村さんだからこそ、この絵たちも素敵なんだろうなあ、と感じました。

 

 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.