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ある雨の日、野市町の小さなカフェに行ってきました。たまたまネットで見つけ、「
これは良さそう♪」という直感で行ったのですが、場所がよくわからないまま、少しうろうろ。看板もなく、ついうっかり通り過ぎてしまうような、さりげないお店でした。
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ここは「Kappa38」というカフェです。イタリアの雑貨がさりげなく並べられている店内は、温かな雰囲気です。ここが面白いのは、配置に工夫がされていて、他のお客様を気にせずに話しやすい作りになっていることです。
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しかも、それぞれの空間が違った雰囲気なので面白い。例えばここは、すぐ裏手の山の緑を眺められる窓をメインにしてあり、四季それぞれの木々の美しさを楽しめます。 |
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こちらは人数が多いグループ用のお部屋。こういう風に独立していると、他の人に気兼ねなくおしゃべりが楽しめますよね。実に居心地が良いのです。 |
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子どもを連れて来ても、一緒に楽しめるようにおもちゃも置いてあります。おもちゃのキッチンもあるんですよ。子連れでも他の方に気兼ねしなくて良いというのは、若いお母さんにすると本当に心が安まると思います。
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メニューも手作り感一杯で、見るだけでも楽しいです。ちょうどお昼ごはん時だったので、今週のランチ(850円)を頼んでみました。 |
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ランチは自家栽培や地元の野菜が使われていて、
スープの他に4種類のおかずがあり、おいしくて満足度が非常に高かったです。 雨に濡れた木々を眺めながらのランチは、ゆったりした時間を楽しめました。
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ちなみにこの日のメニューは豚肉のミョウガ風味、赤と緑のピーマンの和え物、イタドリの炒め物、かぼちゃのペースト。野菜がホントにたっぷり使ってあるのが嬉しい。 |
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昨年11月にオープンしたこのカフェ、実は10年限定なのだそうです。イタリアの輸入雑貨の卸しをなさっているオーナーさんが、子育ての期間は飛び回らずに地元でじっくりお仕事を、ということで始められたそうです。
仕事とプライベートをうまく調和させ、相乗効果を及ぼし合う良い循環、ワーク・ライフバランスのお手本のようですね。 |
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ですから、店内の雑貨は全て販売可能で、年に一度、9月にセールもするそうです。
デザートには、季節のケーキ(500円)を頼みました。今日は紅茶のケーキに、コクのあるアイスクリームが載せてあり、これもおいしく頂きました。 |
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こちらで読んだ「デザイン物産展ニッポン」というこの本には、グラフィックデザイナーが選んだ47都道府県のデザイン物産が色々と載っています。
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高知では牧野植物園、雲の上のレストラン、オーベルジュ土佐山、坂本龍馬記念館、アンパンマンミュージアム、砂浜美術館などと一緒に、この「Kappa38」も掲載されていました。「高知一、センスの良いカフェと評判です。」と書いてあり、驚きました。実は全国レベルのカフェだったんですね。お見それしました。 |
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ちなみに店名の「Kappa」っていうのは、イタリアを愛するオーナーさんが、イタリア語のアルファベットのKから名付けたそうです。決して、「河童」からではありませんので。(笑) |
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白玉と抹茶、なんてメニューもあります。ちょっと隠れ家的雰囲気を楽しみたい方にはお奨めです。
Kappa38 土日定休日 営業時間 11:30〜16:00
0887−56−5880
香南市野市町母代寺中川原469-1
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