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第319回●2008年12月28日(日)

 「逸品!!鮎めしと青のりのロールケーキ」

 先週、今年最後の仕事で四万十市に行って来ました。
ぜひ立ち寄ってみたいお店があったので、せっかくだからとそこへ向かいました。
 旧中村市街から四万十川沿いを、少し北に上った佐田という所に、そこはありました。道路から、坂を上がっていきます。知らないとそのまま通り過ぎてしまうような、隠れ家的なお店です。

 お店の名前は「心無けいげ」。けいげ、は難しい字を書くのでパソコンで表記できないと拒否されちゃいました。(笑)
 意味は、「何物にもとらわれない自由な心」という般若心経の中の言葉なんだそうです。
 大きな木の引き戸を力強く開けると、店内の窓一杯に四万十川の風景が広がります。
これはいい眺め〜!
 まずは中村へ来たらこれを食べなきゃ、という川海老の唐揚げを注文しました。これは大体どこの店で頼んでも、失敗はない安定した味です。
 次に、青のりの天麩羅、川海老と小柱のかき揚げを選び、メニューに大きく載っていた「鮎めし」(1000円)にチャレンジ。ここの鮎めしはおいしい、と聞いていたので、内心ちょっと高いなあ、と思いつつ頼んでみました。
 揚げ物2つには、藻塩が添えられていました。地元で作られている、黒い塩です。とても味がまろやかで、特に川海老と小柱のかき揚げは風味も食感も良く、「できるな」と感じさせる味でした。(笑)
 これが鮎めしです。立派な鮎でしょう〜?お店の方が「そのままだと食べにくいので、裏返しにすると食べやすいですよ」と教えてくれました。
 ひっくり返すと、ご飯の外側がこんがりと焼きおむすびのように香ばしく焼けています。口に運んで、驚き!!「こっ、これはおいしいーーっっ!」

 鮎がさほど好きでない私が、「私が間違っていました!鮎ってこんなにおいしかったのねっ」と認識を書き換えられてしまうほどの絶品料理でした。これは食べないと損だわ。


 これは、他の物も食べてみなくては!と俄然、闘志がわきます。…当然、別腹のケーキは必須アイテム。

ロールケーキが2種類あり、頼んでみました。ケーキは別のお店に頼んで作ってもらっているそうなのです。そして、2つめの衝撃が!

 こちらは「なのかうず(七日渦)」というオリジナルロールケーキなのですが、ケーキが苦手な男性にも食べてもらえるよう甘さを控え、地元の塩となんと青のりを使っているのです。聞いたときには「へえ」としか思わなかったのですが、これが驚くおいしさ!

 生地がふわふわのケーキを口の中に入れると、まず青のりの香りがふわっとただよい、それから口の中でクリームとスポンジ生地が絶妙にからまり、溶けていきます。あっさりしてるのにあまりにおいしくて、お代わりしてしまいました!


 このケーキは1500円で、発送もできるそうです。(送料は別。)鮎めしも、木箱に入れて発送してくれるとか。もう少し早く知っていたら、お歳暮に使ったのにー。でも、私も家で食べたい!そのうち、絶対に頼もうっと。

 来年の夏頃には、一日一組限定の宿泊もできるように、今準備をしているそうです。また来年も絶対に来るぞ!と心に決めて店を後にしました。


心無けいげ  定休日 水曜
四万十市佐田大師ノ鼻2794番地12 TEL 0880−34−5550
モーニングタイム 8:00〜10:30
ランチタイム    11:30
〜14:30
ダイニングタイム 17:30〜22:30  ※ダイニングタイムは完全予約制。

      ※残念ながら現在は、閉店しています。

 
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