|
秋も深まってきたある日、四万十町(旧・窪川町)に行ってきました。
今回は、四万十町の素敵なスポットをご紹介しましょう。
あいにくの雨でしたが、芋けんぴで有名な水車亭(みずぐるまや)の、通りを挟んだ北にあるカフェ凜でお昼を頂きました。 |
|
小さなお店ですが、仁井田米や地元の野菜をたくさん使った、体に優しいお料理を出してくれます。お昼過ぎには、あっという間に地元の方らしいお客さまで一杯になりました。
こういうお店って、おいしいんですよね〜。 (二階には座敷席があります。) |
|
えびと季節野菜カレー(880円)と凜ランチ(950円)で迷ったのですが、結局ランチを。
エビと野菜の春巻き、肉じゃが、小松菜おひたし、たことキュウリのマリネ、ブロッコリーと卵のサラダ、野菜サラダ。これにご飯とお味噌汁、食後のコーヒーか紅茶かジュースが付きます。野菜が多くヘルシーで、いい感じのランチでした。 |
|
こちらは焼きチーズカレー(850円)。大きなチキンソテーがごろごろ、なかなかのボリュームでお得感満載。カレーは辛すぎず、チーズでまろやかな味でした。
|
|
さて、お腹が張ってから母からの頼まれもの、窪川高校で栽培されているシクラメンを買いに行きました。窪川高校では20年ほど前から農業コースで「何かオリジナルのものを」と、シクラメンの栽培に取り組んでいるそうです。校舎奥の温室に行くと、シクラメンが咲き乱れていました。 |
|
特に事前連絡はしなくても買えます。高知市で買うと1鉢2000円かかりますが、出向くと1500円。大きくて見事な花はプレゼントに最適です。2鉢買って帰りました。 |
|
その後、以前から気になっていた古民家カフェ「半平」に立ち寄ってみました。
四万十町役場のすぐ東にあります。
雨に煙る山を背景に、まるで日本昔話の世界のようでしょう? |
|
この建物は当時財をなした都築半平が別邸として明治34年に建てたもので、戦後は旅館として利用されたようです。皇族が高知県西部巡視の際には、休憩所にも使用なさった格調高い旅館として知られていました。
築後106年が過ぎ老朽化が進んで取り壊されそうになりましたが、四万十町が譲り受け修復保存し3年前にオープン、四万十町観光協会が管理しているそうです。 |
|
広々とした座敷。ここからの庭の眺めは最高です。
空間を贅沢に使っていて、テーブル配置もゆったりしていますし、畳の大きさも普通より大きいようです。雪の日なんかは寒いでしょうが、大河ドラマに出て来そうで風情がありますね。
|
|
窓越しに見えるつるし柿が、いい味を醸し出しています。
窓ガラスも昔のもので、少し歪みがあるのが上から見ると分かります。
そう言えば、昔の日本家屋ってこうだった…と脳裏に蘇ってきました。
|
|
大〜きな床の間。右のふすまと比べてみてください。
上の神棚には、五柱の神様が祀られているそうです。
そういえば私が子どもの頃、親戚の大叔父の家にはこんな立派な神棚がありましたっけ。…懐かしい風景です。
|
|
欄間の模様も見事です。玄関、座敷のあちこちに、色んな模様の欄間が組み込まれています。昔はこうした部分で、粋さとか豪華さを競ったのでしょう。 |
|
「碁天井」と呼ばれる玄関の天井。囲碁盤のような模様で、面白いです。
こんな所にまで、凝った模様を付けてるんだな〜と感心するものがあちこちにあります。ぜひ、探してみてください。
|
|
部屋の奥から入り口を見ると、こういう感じです。ね?広〜いでしょ。
空間の贅沢さによって、豊かな気分を満喫できます。写真を撮り忘れたのですが、抹茶と地元の和菓子のセット(500円)を頂きました。その後に出してくださったお茶がまたおいしくて、きしまめ茶(400円)を買って帰りました。 |
|
ここを訪れた方は、だいたい1時間は過ごしていかれるそうです。
雨だったこともあり、幸運にも貸し切りで楽しませて頂きました。
ゆったりとした空間を楽しみたい方には、お薦めです。 |
「cafe
凛」
高岡郡四万十町古市町8-26 営業時間 9:00〜16:00 定休日 日曜・月曜・祝日
TEL 0880-22-0730
「古民家カフェ半平」
旧都筑別邸(旧半平旅館) 高知県高岡郡四万十町茂串町2−3 営業時間 8:30〜17:00
TEL 050‐8807-5075 |
|