追手前伝説 書籍紹介

 

  祝・高知追手前高校、国の登録有形文化財へ!

高知追手前高校は明治期に創立され、現校舎は昭和6年に建てられました。高知城から伸びる追手筋にあるのが校名の由来です。鉄筋コンクリート造りの3階建ての校舎は91年がたち、国の登録有形文化財に登録するよう、令和4年11月18日に答申されました。

 『追手前伝説』とは

追手前高校に隠されたいくつもの伝説を追いながら、校舎建築やその歴史、秘められた物語を154ページ、320枚の写真と文章で構成しています。A4判で高さが30cmあり、初版は文化財登録の答申とほぼ同時の令和4年11月19日に刊行されました。自費出版にも関わらず皆さまの応援のたまもので、amazonの部門別ランキング1位、地元の書店でも週間ランキング1位を頂きました。第2版は令和4年の12月25日に増刷いたしました。

前半110ページは、伝説を解くミステリーツアー風のストーリーに、写真で校内を紹介しています。
言わば校舎のグラビア写真集?です。

後半42ページは「追手前学」で、歴史科伝説解明科に分かれています。歴史科は学校の歴史、建設のいきさつ、校舎や時計台にまつわる先生や生徒の手記です。時計台の屋根に上った生徒の手記もあり、面白いですよ!ちなみに時計台の高さはおよそ30メートル、マンション10階分の高さです。それが昭和6年の建築ですから、すごいですよね。
伝説解明科は、追手前の伝説や謎の解明を調査し、実際はどうなのか?を資料で解き明かしていきます。

 『追手前伝説』あらすじ

主人公は時計台を見て子どもの頃から憧れていた追手前高校に入学し、そこで先生から校舎の地下にある、伝説の地下池の話を聞く。

大人になり、ある日追手前から同窓会の案内状が届く。校内ツアーもあるという。学生時代からずっと憧れながら入れなかった時計台の中に入れる!とときめく。そして校内ツアーで、玄関から改めて建物を巡っていく。

中央階段には、創立140周年記念に作られた「追手前博物館」があり、時計台は4階建てで、鉄バシゴを上がる。そこで見つけたものとは? 屋上にあった奉安殿(ほうあんでん)と呼ばれる、謎の建物とは?また校長室は、昔、皇族をお迎えするための貴賓室で、近代建築のホテルのような造りに驚く。

改めて校舎建築の美しさに心打たれた主人公は、校舎を紹介するため あちこち写真に撮りつつ、高校生の頃に聞いた地下池の入り口を探す。しかし、地下への入り口と聞いた情報は間違っていた。校内を探索しながら、伝説の地下池を探していく…。

 『追手前伝説』に寄せられたご感想

・素晴らしい。買ってよかったです!登録文化財になりますし。

・単に写真集としても楽しめるし、高校の校舎建築でこんなのないでしょう。ヨーロッパの神殿を見る思い。

・時計台と言えば、バックトゥーザフューチャー 。追手前高校を知る人以外にも読みやすいよう、建築から今に至る経過を、時空を超えたアドベンチャー風に書いています。

・展開に、どんどん引き込まれて行きました。建築の素晴らしさは、素人の私が見ても惚れ惚れします。こんな環境で勉強出来た生徒達は本当にうらやましい。

・地方の一校舎なのに、こんなにすごいストーリーがあって、本当、ビックリです。

・いわばローカルな一学校である追手前高校ですが、単なる公立トップの進学校というだけでなく「追手前」という名前もあってか、どことなく奥ゆかしい印象を持つ高知県民は少なくないと思います。様々な伝説や不可思議なエピソードが、まことしやかに伝わるのも、そういう雰囲気を持つ学校だからという面もあるんじゃないでしょうか。

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